田中和子のたて・よこ・ななめ

文京区議会議員田中和子の区政や日々の出来事に対する思いや考えをお知らせします。

終戦記念日を迎え

2017-08-14 10:34:50 | 日記
 広島、長崎への原爆投下、そして終戦記念日。被爆国であり、戦争を行った国として、「戦争は絶対にしてはいけない」というメッセージを発することはできても、しっかと反省の想いをもった国、不戦を誓った国として、今の日本は世界へ向けメッセージを発することができるでしょうか。
 数の論理で、やりたい放題を満喫してきた安倍内閣の下で、武器輸出禁止3原則の改悪、秘密保護法、安保関連法、共謀罪の成立など、さらには憲法改正へ向け、戦争ができる国へ歩を進めようとしています。戦争を語り継ぐことと共に、今の日本のとるべき方向をきちんと若い世代に伝えることの大切さを痛感します。

 私の亡くなった母は、岐阜県の八百津町で若い頃教員をしていました。私が子どもの頃から、八百津町の実家に行くと家の庭に咲くたくさんの花をもって、家のお墓の他に、「これは誰々さん、戦争で満州で死んだの。戦争はむごい、いけないよ」と言って、いくつかのお墓に必ず手を合わせていました。母から学んだ1つは「戦争はいけない」という経験者の体験と想いでした。

 安倍内閣は、支持率低下を「反省の弁」と内閣改造で切り抜け、支持率はやや上昇と報じられています。森友学園や加計学園問題にみる政治の私物化、満足に答弁できない大臣に答弁させ強引に採決に持ち込むなどの強引な国会運営など、国民の声を無視した悪法の制定など、軽い反省で済むものではありません。許さない意思をしっかり示していきたいと思います。

 もう一つ、安倍内閣は有識者会議をせっせと作り、政策の方向性をお気に入りの委員に出させ(後ろにいるのは誰)、閣議決定する。時に国民の意見や国民の生活実態とはかけ離れた政策がでる。
反対する委員は意見を述べることが精いっぱいで、国民の声を広く聴いた証にされるだけの存在になってしまいます。
 あなたの自治体の審議会や協議会と名がつく委員会はどうでしょうか。首長が自分がやりたいことを進めるため、応援団へ送り込み、微笑んででいる姿はありませんか。
政策は誰のためにあるのでしょうか、そこをしっかり押さえ、見てください。