今を受け止めること

2021-10-02 22:38:36 | 日記
金曜日の朝、区役所の子育て支援の方から電話がありました。

不登校になった1年前、「どうしたらいいかわからない」と泣きながら電話をした時からずっと相談に乗ってくださった職員さんです。

あれからずっと定期的に電話をくださり
、金曜日も2ヶ月ぶりに電話をくれたのでした。

家では話が聞こえてしまうので
「今から話に行きますね」と伝え、
直接区役所に向かいました。


支援の1つとして、訪問支援というのがあると数枚のプリントを渡されました。

訪問員さんが訪問してきて、第三者と関わることで将来を一緒に考えていけるようになるという支援だそうです。

「すみません、なんとかしようとするのはやめようと思っていますのでせっかく用意して下さったプリントは受け取らないでおきます。

オトが何かをしたい時、動き出したい時に、そのタイミングが大事なような気がしていて。

カウンセリングには今行けてまして、カウンセラーさんとの信頼関係も出来ている状態です。

でも、ここから先はオトに『○○したい!けれどどうしたらいいか』等がでてこない限り、どんなサポートも前に進められないなぁと思っているんです。

それが見つかるまでは、カウンセリングは第三者とお喋りして安心できる場所であったらいいな
というスタンスで通っているんですよ。」


それから、

好きなことで外出が少しずつ出来ていることと
お手伝いをしてくれていること
印象的な会話などを話しました。


箱庭の事も話して、話しているうちに
またオトのことが少しわかったような気がしました。

「箱庭する時、第1個目のフィギュアを置くのが物凄く迷って時間がかかったそうなんです。
もしかしたら、今 現実でも、オトはずっと第1個目のフィギュアを握ったまま置くのを迷っているのと同じ状態なのかもしれませんね。

1歩踏み出そうとは思っているけれど
どこにまず置いたらいいのかわからない。

けれど、1度自分の力で置けたら、次も次の次も自分で置ける。

私は今、オトが第1個目のフィギュアを自分の力で置くのを待っている状態なのかも。」

なんて、話が膨らみました



正しいことはわかりませんが、
『オトの力で(自分進路を)見つける』

これが大切なんだということを強く思ったんです。




その日の夕方の空は、まるで絵画のようでした。


グレーの混じる空に強いオレンジ色の光…
油絵具で描いたような力強さを感じました。

こんな空をどうやったら描けれるのかな

なんて考えながら信号待ち。

視線を横にすると我が家のベランダが見えます。

洗濯物が見えて

『あ、オト。今日も洗濯物ほしてくれたんだ』って思って…

ありがとうって思いました




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6 コメント

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Unknown (uparin)
2021-10-02 23:40:53
ネイロさんもオトちゃんも凄く成長していると感じます。プリントを断わる勇気、素晴らしいと思います。ぶれなくなっていますね。私はブレブレだったので、凄いなぁと思います。
気にかけてくれる保健婦さんの存在。ありがたいですね。
オトちゃん、お手伝いもしてくれて、いい感じ💕

素敵な空の写真☺️本当に絵画みたい。こんな絵が描けたらいいな〜
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Unknown (ネイロ)
2021-10-02 23:53:06
@uparin さん こんばんわ。
うちの家は狭いので、そんなプリントをうっかり出しっぱなしにしてたら大変なことになりそうだとおもい断ったんです💦
プリント見たらオトと私の信頼関係がゆらぎそうですよね。
そんな題名が書かれていたプリントでもありました。

以前に比べて優しい雰囲気になってきたオトです。
勿論いろんな時がありますが、それでも優しいオトを感じる事が多くなってきました。

親が我が子をしっかりと見るということは、『しつける』や『やらせる』ではなくて、
子どもの性格や気持ちに寄り添うということができて視る事ができるんだなと感じています。

見るは、ただ『見る』じゃなく
視る 観る 診る…などと
漢字の形を変えて捉えていくんだなって思いました。


空 綺麗ですよね。
共感ありがとうございます。
光が強くて目の前が開けた気持ちになり信号待ちでパシャリと撮りました(笑)

携帯 便利ですよね〜。
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Unknown (りん)
2021-10-03 08:11:40
ネイロさんは オトちゃんのことを ちゃんと見てますね~!
私は 以前 「子どもを よく見て下さい。でも それは 見張るってことじゃないですよ。」って言われたことがあるのを思い出しました。その頃は、子どもを信じることが出来なかったんだと思う。待つことが出来なかった、余計な干渉ばかりしてたな。
「見守る」なんだよね~!
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Unknown (Lei)
2021-10-03 09:21:35
こんにちは♪
見守る、、この先ずっとのテーマだろうな。。
私は、今だに過干渉だと思う。
学校にあれこれお願いしたり、、、
先生達は、呆れてるだろうな。
再来週の大事な授業の事も、、、。
今年が最後な思いから、私が焦ってしまって。ダメですよね。黙ってようと思うのに。。
でも、息子から先日暴れてしまった時、もうこんな自分嫌だから病院行くと言ったけど、病院よりカウンセリングなんだよなぁ。カウンセリングは、意味ないって。
なかなか、上手くいかないです。
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Unknown (ネイロ)
2021-10-03 09:47:40
りんさん おはようございます。
まさに『見守る』は私の中でずっとずっと『見張る』に変換されていました。
今も、まだその傾向はあるんですよ。
でも、すこーしだけ、1歩下がれるようになってきたように思います。
何度も悩みぶつかってきたからこそ、自分で気付いてきた距離感と捉え方。
私はオトしか子どもがいてないので、オトバージョンでしか開拓できていませんが(それも迷走中)、兄弟姉妹がいればひとりひとりに合わせて色んなバージョンがあるでしょうね。

りんさんも次男さんとの距離感や『見守る』を今頑張っていらっしゃるんだなぁと思ってブログ読ませてもらっています。

子どもにとって不登校は『早く来すぎた人生の壁』だと誰かが言っていました。
三男さんの不登校をずっと見守っていたりんさんは、きっと次男さんの人生の転機を見守ることができると思います。

応援しています。

私も、まだまだこの先色んなオトの転機を受け止めて見守る人生だと思います💦

そう思うとやっぱり私自身の楽しみは持つべきかもしれませんね。
私の為に生きることもみつけていきたいな。
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Unknown (ネイロ)
2021-10-03 10:02:35
Leiさん おはようございます。

私もまだまだ過干渉ですよ。
Leiさんのブログを読んで私も共感ばかりです。
中学生の親の気持ちと高校生の親の気持ちは違うと私がいつも視聴していYouTubeの人が言っていました。
それだけ抱えるものが違うんだと思います。

先生にお願いしたりしている事も、正しいこととか間違いとかはないと思います。
どうするか決めているのは息子さんですし、大丈夫です。
Leiさんが息子さんの様子を伝えることで、先生はむしろ良い関わりができていると感じています。

ひとりひとりをしっかりサポートしたいと考えている学校であるならば、先生と親・先生と生徒の関係は蜜であるほうがいいと私は思います。

私も未だに通っていない学校や塾の先生に、オトの近況を伝えていますから。

心療内科にカウンセラーさんが居てると思うので上手くいけばカウンセリングに繋げてくれるかもしれませんね。

私も将来に向けてはSSTを指導してもらいたいなと思っていますが、残念ながら通っている心療内科もカウンセリングもSSTはしてないそうです。
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