言葉を置いてくる

2021-10-25 12:41:40 | 日記
私のいつも見ているYouTubeの方が、
『言葉をおいてくるといいよ』
と言う話をしていました。

問い詰める訳じゃなく
ただ『私のオススメ』として短い言葉で
『言葉を置く』だけなんだそうです。

手は差しのべるけれど、
子どもの手を掴みにいかない。

子どもが自ら掴みに来るのを待つんだそうです。





昨日は 不登校や発達障害の子の進路についてというセミナーに行ってきました。

オトに『外出しない』と言われて翌日のセミナーで、
さらに以前進路について話すとすごくオトがしんどくなったこともあり…

あまり乗り気でない複雑な気持ちで玄関をでました。

でも、思い切って外に出てみると、


空が綺麗で…*°


水色の画用紙に白色の絵の具を付けたポンポンで
トントントンとお絵描きしたような

そんな空が私に元気を少しずつくれているように思えました。


セミナーは、不登校に悩む私向けではなく、むしろ発達障害に関しての事が多く、
勉強にはなるけれども『今の私の悩み』には対応していないような気持ちでいました。


最後に『個人面談』をお願いしてみました。

その方はドランクドラゴンの塚地みたいな方でしたので以下『塚地先生』とします。

塚地先生に、今回セミナーに参加した目的を話し、娘の現状を伝えました。

すると、不登校になったきっかけや、その後の困り事を詳しく聞いてくれました。

やはり、不登校と発達障害はニアリイコールな部分は多いんだと思います。

特性は発達障害に近い形にも思えていたのでその特性も伝えました。

「娘さん とっても今までしんどかったでしょうね。これはとってもしんどかったと思いますね。」

出来れば心療内科の先生に見抜いて欲しかったしんどさを、この短時間で読み取ってくれたことに、安心感と感謝を覚えました。

「不安が大きい子は、道筋をたててあげたら安心するんですよ。
進路のことは漠然と不安だと思いますが、じゃあどうやったらいいかなどが自分でうまく見つけれないんです。
で、不安だから考えないようにして動けなくなるんですよ。」


そうなんです。
思えば私の過干渉は娘が不安がるから
「〜したら、〜したほうがいい」など、道筋を立てていたことが発端となっていたように思うんです。
だから、先読みし過ぎて困ってない時も
いざ困らないようにと過干渉になっていったんでした。

塚地先生は言います。
「僕達は、ここがいいよとか、そんなことは言いません。
まず娘さんがどうしたいか、どうなりたいか、しんどくないところで話をして娘さんが進路を選べるようにサポートしていくつもりです。」


☆。.:*・゜
また 過干渉になってしまうのでしょうか。


そんな自問自答を繰り返し、決心のつかないまま家に帰りました。


☆。.:*・゜

帰るといつもより多弁に話をしてきてくれるオト

きっとわかっているんだな。

ママが何か言ってくるって…。


「今日ママ何処でかけてたか知ってる?」

知らないというオト

「前伝えたやろ〜不登校の子の進路のセミナーがあるから行ってくるねって」


あ〜あれね というオト

「ママ今回行って良かったわぁ。
少し話していい?」

今はいい(いらない)かな というオト

「そっか。じゃあ2つだけどうしても伝えたいから聞いてくれる?」

いいよと オト。

「やっぱり ネットで知り合ったオトのお友達の言う通り 進路は2年生の今考えるほうがいいって言われたわ。


それからもう1つ。
通信制高校の合同説明会に前は参加しよかなって(オトが)言ってたやん。

合同説明会になると人がいっぱいだし話が長いし沢山の高校があるから

もしよかっら今日のセミナーの先生が1度話をしようかって言ってくれてん。

どうする?


ま、今すぐ決めれないやろうから
また1週間後にまたどうするか聞くわ。


考えておいてね。」



うん…


うんと言ってくれたものの

小さな声で「あぁ、しんど」と呟いたのが聞こえました。


しんどいやろうな…


『ことばをおいてくる』を実践してみたけれど

合ってるかな…


私は、1週間とりあえず手をさしだすことにしました。


私の手をつかむかつかまないか
オトが決めます。