こんにちは、なんちゃって車好きの3号です。
では、前日の続きです。
とりあえず、現状把握と思い外人さんと玄関先に出る事に。
外は相変わらず激しく雨が降っている。
外に出ると横たわった自転車が一台あり、荷物が散乱している。
名探偵、3号の推理が始まる。
※自分で思っているだけですが・・・
『もしや・・・暴力事件で助けを求めに来た?・・・』
周りを見渡すが他に人影は見当たらない。
自転車を調べて見る・・・自転車のグリップに引っかかっているビニールからは割れた焼酎のビンが2、3本、
カップ面、おつまみ、たこ焼き・・・ん?
『外人さんもたこ焼きを食べるんだ・・・ふーん・・・』
おぉっと!ちょっと関心している場合じゃないと気が付く3号。
相変わらず、外人さんは、分けの解らない言葉を話している。
今度は、自転車をよーく観察する3号。
『ん!?』
チェーンが外れいるではないか!!更に後輪にはベルト・・・が挟まっている。
もしやこれは、・・・
外人さんの近くで匂いを嗅ぐ『くんくん』どうやらかなりのお酒を飲んでいるようだ。
『ポッツ!、ポッツ!、ポッツ! チーン』
※ちょと古いかも・・・
どうやら、自転車のハンドルにビニールにどっさりとお酒とおつまみを入れ、肩からカバンを掛け、土砂降りの雨の中、
自転車で走っていたところ転んでしまったようだ。
『ふーうっ』心の中で胸を撫で下ろす3号。
事件性が無いと分かれば後は、外人さんを何とかするだけだ。
『*%$##!@・・・・』
でも言葉が通じない・・・
やはり、何をはなしているか?さっぱり解らない?
そうだ、まずはコミュニケーションからだ!
ポッケからいつものタバコを取り出す。
まずは、自分で一服『ぷっは~』
何故だかもう全ての事件が解決した気分になる・・・。
でも、外人さんは血だらけ、
タバコを差し出すと軽く会釈をしてタバコを口をつける外人さん、
火をつけてあげ、外人さんも一服・・・。
どうやら落ち着いたようだ。
おっと、事件は解決したので、早く手当てをしてあげねば・・・
そう思いとりあえず3号は救急箱のある家の中へ、
『確かこのあたりに・・?』あった
救急箱を見つけると玄関から『ドタ、ドタ』と足音が、
『ん!』
見上げるとそこには外人さん、
手には、雨で火が消えてしまったタバコ、
すかさず、足元を見ると外人さんは土足のまま・・・
おい!おい!ここは日本だよ!
かなりあせる3号。
慣れ親しんだ英会話で、『プリ~ズ、プリ~ズ』と
身振り手振りで外に出てもらい、外人さんの手当て。
その間におかんが、割れたビンの片付け・・・
3号が、自転車のちぇーんをはめてあげ、やっと完了。
外人さんも笑顔で自転車に乗り込む、
外人さんが最後に自転車に乗り込んだ後、なにやらお礼らしき
事を話しかけてきたが、やっぱり解らず・・・
でも最後に自分でも解る言葉でおかんにお礼をいった・・・。
『サンキュウ!マダ~ッム!』
3号の目が点に・・・
な!なんと!うちのおかんが貴婦人に・・・・
外人さんが、立ち去った後、おかんの一言『何て言ってたの?』
やはり、伝わっていなかった・・・。
まあ、よい事をしたからいいっか!
こうして、3号のドタバタ一夜が終わった。
< 完 >
※さんざん引張ったあげくこんな落ちですみません。
乱文にお付き合い頂きありがとうございました。
3号でした。
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