走る農家。

- りんご農家になるため修行中 - 

りんごの剪定中。

2013-01-05 | りんご
りんごの剪定、思ったように進まないですね~。
明日から2ヶ月間はハウス作りや棚作りのため、
剪定をする時間も限られてくるのです。

日が暮れて、初めて秘密兵器のLEDランタンを胸にぶら下げてやってみましたが、良い感じ。ヘッドライトも装着すればより完璧かな。
あとは、時間とともにジンジンと冷えてくる手足指先をどうするか。。

夜の畑は光もひとけも無い世界。遠くに見える松本の街の明かりがこんなにホッとする存在だとは。


あけましておめでとうございます。

2013-01-04 | りんご
年末年始もあっという間に終わって、今日からりんごの剪定を開始しました。
会社勤めの頃は長期の時は休みボケが抜けなくて、リハビリに1日はかかってましたが、今はそれがありませんねw。

長野に越して、なかなか会えなくなった息子の仲良し従兄弟。このお正月に久々に会え、楽しく過ごせたようで良かったです。それにしても、子供同志になると一日中ず~~っと動きまわるんですね。



りんごコンテナ、いただきました。

2012-08-27 | りんご


りんごを廃業した農家さんから、不用になった収穫コンテナを譲っていただきました。
これだけの量を新品で買ったらいくらするか判りません。本当にありがたいです。

でもまだリンゴ園が無いんですよね。(笑)

葉陰のリンゴは涼しそうですが

2012-08-16 | りんご


昨日から「つがる」の葉摘みをやってます。

葉の影になる部分は赤く着色しにくいので、
果実に触れている葉をプチプチ摘み取ります。
葉陰で涼んでたリンゴにも、
ちゃんと太陽に当たってもらわないと。。

りんご園は日陰になるところが少ないので、
りんごより先に人間が赤く(日焼け)なってしまいますね。

「葉つみ」に関しては「ほんとに必要かいな」と思う部分がありますが…。

昨日ネットで見た諏訪湖花火大会ですが、
長野では今夜テレビ放送やってました。さすが地元。

降りすぎ、降らなすぎも困ります。

2012-08-04 | りんご
雨が降らず干ばつ気味で、
M9台木養成圃場の乾燥が気になっていましたが、
お隣のりんご園が、かん水(スプリンクラー)をしたお陰で、
うちの台木圃場もかん水の飛沫のおこぼれをいただき、
しっかりうるおわせていただきました。W

と、そんな日に限って久々の夕立。
2時間近く激しく降って、
じゅうぶんなお湿りとなりました。

鼻を折られても、不思議と痛くない。

2012-03-18 | りんご
私の師匠の仕事に「調子に乗ってきた私の鼻を折る」という重要な仕事があります。

といっても私が「ふふ~ん、簡単カンタン」って態度でやってる訳じゃないですよ。


これまでの積み重ねで構築された思考の基に私が「調子よく」仕事してると、

時々師匠が出てきて、樹をみて一言…

見事に鼻をポッキリやってくれるのです。


その内容は私が忘れている事だったり、仕事している中でズレてきている事だったりもしますが、

さらに一段上の視点もあるんだぞ(だから判った気になるなよ)という教えだったりします。


鼻を折ってくれるのは、ちゃんと見てくれてる証です。

本当、ありがたい事です。



そんな師匠の「ありがたい仕事」を私もわかっているので、

師匠が仕事を実行された時でも、落胆することはありません。


むしろまだまだ薄い自分の思考を恥じ、

そして目の前に立ちはだかる壁(笑)、に対して心新たに闘志を燃やすのです。

勉強会日和

2012-02-07 | りんご
安曇野のりんご農家さんにお誘いいただいて、

病害虫防除の勉強会に参加させてもらいました。

雨だったこともあり、農家にとっては勉強会日和です。

晴れの日は働かないともったいないですからね。(複雑)



主に農薬の散布等によって病害虫を防ぐことを「防除」といって、

そういう意味合いの言葉として、いままで何気なく使っていましたが、

言葉の由来は「病気を予防し、害虫を駆除する」の"防"と"除"だったとは、

今回初めて知りました。



あの薬は効くだとか効かないだとか、

とかく薬の種類の話になりがちだけれども、

薬液をどのように散布しているか、

適切に付着しているかを確認してくださいという旨を、

指導員の方が何度も言っていたのが印象的でした。

霜ふリンゴ

2011-11-25 | りんご
浅間山も頂上付近はうっすらと白く雪に覆われて、
もともとからして優美な山容が、さらに美しさを増してきました。
その姿は貴婦人というに相応しいと私は感じていますが、
浅間の神様が女性なのか、実は男性なのかは私は知りません。

そんな様子でますます信州は寒くなってきました。
リンゴは一度、二度、軽い霜にあたると味が良くなると言います。研修地の標高800mの台地では、今朝も氷点下。何度目かの霜が降りました。
なるほど今朝のりんごは、収穫始めの頃に比べれば確かに味も濃くなっているような。蜜もびっしり。

-5℃以上の強い寒さにやられるとさすがに凍って細胞がおかしくなるのか、食味が落ちてしまうようですが、秋の寒さや軽い霜はリンゴにとってはプラスです。

今が収穫期(終盤)の「ふじ」も、温暖化の影響で充分な寒さが来るのが遅く、昔に比べれば10~15日も収穫の始まりが遅くなっているとの事。
それで収穫終りもたんに後ろにズレるだけなら良いのでしょうが、「最近は春秋が短くなっている」と言われるように、冬=強い寒さはそれほど後ろにはズレないで来るので、農家はリンゴを凍らせないうちに急いで狩らないといけないわけです。

美味しいりんごをお客さんに届けるためには、農家の人知れない努力があるわけですね。

今週で収穫終了。

2011-11-24 | りんご
15時も過ぎてくれば日も傾き、外気はシンシンと冷えてきて、長野の冬の厳しさを感じる季節となりました。でもまだ11月。本番はさらにこれからですね。

研修地のリンゴは、今週いっぱいで『ふじ』の収穫を終えれば、1年のサイクルは一区切りです。農家さんによっては、これから年末に向けて出荷作業がいよいよ忙しくなり、夜なべシーズンになるようです。
研修地のほうは12月から、来年に向けた剪定作業となります。

それにしても、今年1年だけで色々なりんごを知りました。
1年前までは『りんごは、りんご』ぐらいの認識しかなかったですよ。

8月末の『つがる』からスタートして『シナノドルチェ』『紅玉』『千秋』『シナノスイート』『秋映』『シナノゴールド』『やたか』『ぐんま名月』そして11月の『ふじ』と。
その他にも研修農家さんでは『祝』『さんさ』『シナノレッド』『トキ』『新世界』『世界一』『陽光』『アルプス乙女』『北斗』『シナノピッコロ』などもありました。この他にも世の中にはもっと沢山の品種があります。

それぞれに特長があって、見た目、味、香りが違うんですよね。季節季節で食べる旬のリンゴはどれも美味しいです。個人的には『トキ』や『北斗』など甘くて芳香があるリンゴが好きですが、やっぱり『ふじ』が出てくると『ふじ』の実力は凄いなあと思います。永久不滅、リンゴ界の背番号3でしょうか。

今年は、昨年の猛暑の影響で今年咲くはずの花の芽が少なかったり、春の雨がたたって授粉障害、さび果(錆のように見える果皮障害)が出たりと色々問題がありました。8・9月には台風にも脅かされました。
近年の異常気象は、昔からの農家さんでも経験した事が無い気象ばかりだといいます。しかも毎年違ってて、昔のように同じ安定していないと。

農業は自然に大きく左右されて近年ではますます厳しいですが、その中でも良いものを作る農家さんは確実にいます。通っていた研修農家さんもそんな1人です。
そんな農家さんに、少しでも近づけるようにもっと努力しなければなあと、来年に向けて感じています。

観光農園研修が終了しました

2011-10-29 | りんご
農家研修は2軒の農家さんに行ってるんですが先日、観光農園をやっていらっしゃる農家さんでの研修が終了しました。

五月から始まった観光農園研修は、りんごでは摘花・摘果・徒長枝切り・葉つみ・りんご狩り対応などを経験し、そのほかにもブルーベリー園の栽培管理・ブルーベリー狩り、つり堀対応、バーベキュー対応と農作業意外の事も沢山経験。

通常の生産農家と異なり、自分達の目の前でお客様が農産物を口にするので、その反応(=評価)をダイレクトに知ることができるのが観光農園の強みですね。これ以上のマーケティングはないですよ。回収率100%のアンケートのようなものです。
高齢者の方の好むもの、女性の好むもの、子供が好むもの、ある品種で共通した感想など、直ぐに知ることが出来る。
研修した観光農園さんはこれを非常に敏感に察知して、プロダクトアウトになりがちな農業にあって、上手くマーケットインの経営を構築しているように感じました。

まあ、そんな小難しい事は抜きにしても、
自分達の作ったものを食べて、お客さんが美味しいと喜んでくれる、感動してくれる、楽しい気分になってくれる、そのことが生産者としては嬉しいんですよね。観光農園ならその場で喜びを共有できるので尚さら。

良い仕事だなあと思います。

いよいよ、りんごの。

2011-10-19 | りんご
今週からシナノスイートの収穫と書きましたが、その前に「紅玉(こうぎょく)」がありました。数少ない紅玉は明日中に収穫し、金曜からスイートを収穫します。

紅玉はもちろんそのまま食べても良いのですが、その持ち味である強い酸味を活かして調理して使うと良い仕事をしてくれます。
ジャムにするのが代表的ですが、実をアップルパイやケーキなどのお菓子に入れたり、肉料理のソースにして煮込んだり。
料理用途に指名買いされる方も多いようで、需要はそこそこあるけど、生産量はそれほど多くないというリンゴです。(そこには農家の事情も)
またジュースにしても良く、甘いだけじゃない、酸味が効いたさわやかなジュースになります。

もし紅玉を見かけたらそのまま食べるだけじゃない、「調理するリンゴ」も楽しんでみて下さい。

先日、紅玉ではないのですが、シナノドルチェを使ったジャムを作ってみました。
口当たり担当のペースト状にしたりんごと、食感担当のザクザクきざんだりんごをミックスして煮込み、砂糖とレモン汁、最後にメープルシロップでほんのり香りを付けて。
今年はいくつかジャムを作ってみたけど、やっぱりリンゴジャムが一番間違いない美味しさでした(笑)。