山

バイクで、山奥のダム湖まで、
山道をツーリング。


谷間の川や、そびえ立つ山々を見ていると、
なんだか、ちっぽけなアリになったよう。



帰り道、地元の街中を走っていて、
昔、学生の頃、
自転車で通ったことのある脇道や細道を見つけ、
ゆっくりバイクで走っていく。

変わらない道路や家並みもあれば、
変わってしまっていた道路や家並みもある。

そんな風景に
懐かしくも、
珍しくも。



でも、街や、その街の人たちは、
どんどん変わっていっているのに、
自分はあんまり、あの頃から
変わっていないようで、
なんだか、自分が孤独で、
つまらない人生を歩んできたようで、
虚しくなる。

海

ギラギラ、太陽。

だらだた、滴る汗。

ぷかぷか、漂う。

しょっぱい海水が、鼻に詰まる。

沖は、どっち？



ひりひり、背中。

巣立ち

燕の巣を見たら、
もう雛達はいなかった。

でも、家の前の電柱の線の上に
数匹の燕がとまっていた。

もしかしたら、
大きくなって
巣立った燕だったのかな。