友人の誘いがあって先週、佐渡へ行って来ました たぶん30年振りくらいです
新潟の海岸からうっすらと島影が見える風景は、当たり前のように見ているのに
なかなか行けない所でした
チャンスはいきなりやって来ました!
観光が目的ではなく、友人の実家の草刈りです (おお!)
ま、それも表向きの名目で、ささっと雑草をかき集めて早々に終わりにしました
広い敷地で奥の方は森の様になっていました
大きな栃の木がこの地を守っているかのよう・・
後は夕方のフェリーに乗るまで遊びに行く事にしました~
佐渡陶芸はむみょうい焼きが有名、中でも以前からずっと観たかった
三浦小平二の青磁を見る事が出来ました
素晴らしい色、主張せずとも品格があり、懐の深い静かな蒼い磁器でした
ここで私達は一気にテンション
楽しい遠足モード突入
目指すは「国分寺」 このお寺の事は良く知りません、が行く事に・・
茅葺の小さなお堂、「瑠璃堂」と書いてありました、宝物を仕舞って置くお堂でしょうか
本堂はもっと大きく立派でしたが、私達はここが気に入りました
境内に小さな塚がありおっとりとしたモアイ像の様な石仏が建っていましたが
その足元に小さなお地蔵さまが並んでおりました
さて、次は「妙宣寺」を訪ねました
立派な五重の塔にびっくり!!
ここで近くの能舞台のある神社を教えて頂きました
そこは吉永小百合がJRのポスターを撮影した所だとか
それは行かねば、と探して行って見ると・・
おお、 能舞台現る!!
何やら舞台に人影が・・?
近づいて見るとおけいこ中の様子、小さな男の子と少年、年配の女性
一区切り着いたところで少しお話を伺いました
翌日の本番を前におけいこ中との事
小さな男の子は今年から始めたばかりで、中学生の男の子はもう8年位になるそうです
経験を積んでいるその所作は、実に堂々たるものでした
図々しくも ちょっと舞ってもらえませんか? と少年に頼んでみたら
はい と快く一節演じてくれました
演目も何か分からなかったけれど、凛とした空気と静謐な佇まいと
少年の清々しさにオバサン二人はいたく感動してしまいました
傍らで熱心に指導されていた年配のご婦人に
素晴らしいお孫さんたちで良いですね~ と言うと
他人です と! ・・・
聞けばこの地区の能保存会のメンバーなのだそうです
佐渡は能文化が庶民の中に自然と根付いて居る事は知っていましたが
実際こうして普段の稽古を見せてもらう事が出来てとても幸せでした
良い気持ちで帰路に向かおうとしたら、友人がわぁ~ 何これ!?
出口の垣根に満開のナニワイノバラが咲き誇っていました
きれいです~~~
また来てくださいね と言っているようでした・・・