今更だが、読んでみた。
数年前に映画化もされ、話題になっていたが、原作者にあまり興味が無く
現在に至る。
で、なんで読んだかというと、どっかのブログの書評に同作者の「クライマーズハイ」
という作品が( ・∀・)イイ!!とあったから。
んで、読んでみて キタ――(゜∀゜)――!!
これキタ――(゜∀゜)――!!
と!
他にはどんな作品が!と本屋に行ったら、あー、これも、これもそうなのね!
ってな具合。
すっかり横山秀夫の虜になってしまった。
で、写真の2作品、読み終わった後に映画もレンタルしてみてみたので、
そちらと合わせての感想は、
まず、「出口のない海」
回天のことが細かく描かれているし、戦時中の学生と職業軍人のこととか書かれているが、
やっぱり、現在に生きている人が書いているせいか、主人公のセリフは
当時の若者が言えるのだろうか?と思った。
女学生の描写は萌えなんだけどね~。
ちなみに映画は、原作のダイジェスト版でした。
続いて「半落ち」
2003年直木賞の候補に挙がった作品である。
最初は題名の意味が良く分からなかったが、読み始めて直ぐに男たちの熱いドラマ
に引き込まれていくのだった。(笑)
ネタばれするので細かくは書けないが、主人公の行動の意味が最後の最後でやっとわかる作り。
別に、もったいぶっている訳ではないし、これはこれで最後に謎がわかる所が
見せ方として(・∀・)イイ!!と思った。
映画のほうはというと・・・・
マスコミ(新聞屋)が、原作と違ってでしゃばりまくっていたところが鼻についた。
作者は元新聞記者。デスクも担当していたと聞く。
その作者が、新聞屋の役回りを大して書いていないことからも美化する必要は
ないかと。営利目的に動く泥臭い演出で良かったのでは?(実際そうなんだろうし)
しかし、出演者は豪華である。特に樹木希林の演技には脱帽してしまいました。
現在、「クライマーズハイ」が映画放映されているが・・・
多分、見ないと思う。
小説の文章で細かく書かれている描写は、2時間の映画では演出できないのではないかと!
このさきも、小説の映画化は見に行かないだろうな~。
やっぱり、活字はいいね~。
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