帰りに用水路の橋を渡りながら
川面を見ると
カモがすごい勢いで川下に向かっていました。
弱い流れに乗ってはいるものの
結構な勢いで交互に足の裏を見せて
バタバタ水中を漕いでいました。
その一目散な様子は
カモ自体が前に伸びてしまっているほどでした。
しばらく
そのカモの後姿にホレボレと見入っていたところ
私の熱視線に気付いたのか
Ｕターンして私の方に戻ってきます。
私の下まで来ると
立ち止まり（漕ぎ止まり？止まり漕ぎ？）
顔を倒して私を見上げました。
しばらく見つめ合ったところ
私は
カモの労をねぎらいたい気持ちになりました。
しかし、買い物で買ってきたのは
うさぎのみぃちゃんにあげるブロッコリーと
私の缶酎ハイでした。
缶酎ハイはあげられないけど
ブロッコリーなら食べるかな、と考えていたら
再びＵターンして川下に向かっていきました。
時々、振り返りながら。
労をねぎらえず、ごめんね。
“来たカモの労をねぎらう”
“カモがネギしょって来る”
少し似てる･･･。
