補装具を作る!

新潟市内にある小さな補装具販売店!加藤義肢製作所の日常。
補装具の情報はもちろん、その他楽しい出来事も!!

驚異! 電動の義手!

2013年08月28日 16時08分34秒 | 日記
こんにちは

新潟は急に涼しくなりましたね(*^。^*)
先週までの暑さが嘘みたいです。 
...ただ会社ではプラスチックを温めるため、巨大なオーブンを200℃に設定するのでみんな汗だくです(泣)


さて! 今日は義手の中でも珍しい「筋電義手」をご紹介します!

義手は、自分でハーネスと呼ばれる部品を引っ張って動かす「能動義手」と外観をおぎなうための「装飾用義手」、そして「筋電義手」に分けられます。
たまにTVなどでも紹介されているのでご存知の方もいらっしゃるかと思います。


気になる筋電義手の仕組みはというと... 人間は筋肉を動かすと、その筋肉にとても弱い電気が流れます。
筋電義手は、その微弱な電流をセンサーが感知して電動でハンドを開閉させることができるのです!! スゴイ!!(*^^)

今回製作したものは2つのセンサーを使って2つの動き(手の開じ、閉き)が出来ます。 
写真は仮合わせ状態です!



完成するとこんな感じに仕上がります。


さらに! 使う部品によっては2つのセンサーで4つの動き(手の閉じ、開き、手首の内回し、外回し)が可能になります。

訓練をすれば、靴ヒモを結ぶ、ペットボトルのふたやお菓子の袋を開ける、そして字を書くなどなど、私たちが日ごろ何気なくやっている動作を行えるようになります。


ブログでは写真のみのご紹介になりますが、筋電義手を実際に使っている動画を紹介しています。 
動画はこちらからどうぞ!





義足もファッション!?

2013年08月24日 09時00分42秒 | 日記
こんにちは(^O^)

今日は最近製作した、義足のソケットについて紹介します。

義足は、事故や病気で切断した四肢を「ソケット」と呼ばれるプラスチックの筒に収納することで装着します。
昔はこのソケットは、木材や金属板で作られていました。
近年は義足も技術の進歩し、ソケットをプラスチックで製作するのが一般的です。
ソケットの表面は、お客様から何も要望がなければ、肌色に色づけを行います。

しかし最近は、義足にもファッション性が求められるようになり、様々なデザインを希望する方も少なくありません。
最近弊社でも様々な要望のソケットを作っていますのでご紹介します。

まずは、桜吹雪のソケットです!!


メイドインジャパンな感じがいいですよね(*^_^*)


それとゼブラ柄のソケット!!


他にもヒョウ柄もあって、アニマル柄は密かな人気です。


このように好きなデザインのTシャツや生地を使用すれば、どんなデザインのソケットも製作できます。
お子様の写真を使ったソケットを装着してる方もいらっしょるそうです。
義足も靴や洋服と同じで、好きなデザインを身に着けたいものなんですね。


その他の義足の情報についてはこちらから!!!

実習生来る!

2013年08月20日 17時35分08秒 | 日記
みなさんこんにちは!

今日は雨がすごかったですね
会社の前の道路が水没してしまい、ハラハラしてしまいました。(-_-;)

さて昨日から加藤義肢に実習生がきました。

新潟医療福祉大学4年生のシライ君です!


医療系の大学などでは、実際に臨床現場を訪れ、4~5週間実習をするのです!
加藤義肢では義肢装具の製作実習や型取り、営業の見学など様々なことを行います。

加藤義肢の社員(郷、秋場)は二人とも新潟医療福祉大学の卒業生です。
二人とも学生時代には、この臨床実習を経験しました(*^^)

秋場「シライ君! 5週間一緒にがんばりましょう!」
白井君「短い期間ですが、よろしくお願います!!!!!」

白井君の実習状況を含め、詳しく知りたい方は、こちらから!!!

最新!!コンピュータ制御の膝継手

2013年08月15日 15時33分42秒 | 日記
今日は義足に用いる最新の膝継手をご紹介します。


みなさんご存じの通り、ヒトは膝を曲げ伸ばしすることで、スムーズに歩くことができます。

義足も同じように、ヒトの膝の動きを補いスムーズに歩くために“膝継手”と呼ばれる部品が備わっています。

な、な、なんと最近の“膝継手”にはマイクロコンピュータが内蔵されているのです!!!ビックリ!!!

そのマイコンによって膝を曲げ伸ばしするタイミングやスピードを検知し、より安全かつスムーズに歩けるようになっているのです。


今回はそのうち、世界一のニーズを誇るドイツの otto bock(オットーボック) 社製の2つの“膝継手”をご紹介します。


まずは「C-Leg(シー・レッグ)」という商品です。

これは最近、厚生労働省の補装具支給基準で認可がおりたことで話題になっている商品です。

義足の方がどのような状態・スピードで歩いているのかを、内蔵のマイコンが1秒間に50回も計測し、最適な膝の動きを再現します。

練習次第では、階段を下りたり坂道もスムーズに歩けます。自転車なんかも乗れたり!!!


ブラックのボディーもかっこいいですよね!!!


つぎは「Genium(ジニウム)」という商品です。


同じように内蔵されたマイコンで1秒に100回の計測を行い、C-Legよりさらに優れた安定性とスムーズな歩行が得られます

また驚くことに、訓練次第では階段が登ることが可能なのです。これは義足の方にとっては驚愕な事実です。



バッテリーも4~5日もつそうです。ズボンを履いていれば、スムーズに歩くその姿は義足だとは全然わかりません!!!!

動画はこちらからご覧になれます。

このように最新のパーツは技術発達が進み、よりヒトの動きに近くなってきています。

興味のある方は、是非とも加藤義肢製作所へご連絡ください

ホームページはこちらから

新潟祭り 8月9日

2013年08月10日 15時01分00秒 | 日記
 こんにちは。暑い日が続いておりますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

営業先の病院の先生にお誘い頂き、秋場と郷で新潟祭りの民謡流しに参加してきました。

写真の向かって前列右側にいらっしゃるのが、みどり病院名誉医院長の佐藤豊先生です。



ふたりとも初参加だったので、最初は見よう見まねでしたが、後半はなんとか踊れることができました。

お誘い頂いたみどり病院の皆様にも温かく迎えて頂き、本当に楽しい思い出になりました。

ありがとうございました。

最後に、テンションMAXな秋場の写真でお別れしましょう。