
●かたつむりのイメージ写真
①我が家の外壁のかたつむりについて
かたつむりと言えば、雨降りの日に、草花の葉の上に乗り、ゆっくりと移動するイメージが強い。雨絡みで言えば、ミミズも活動的になる。それはともかくとして、最近、天気の良い日には、我が家の外壁のコンクリートにくっついて動かないかたつむりの個体数が増えている。これまではせいぜい2、3個ぐらいのレベルだったのだが、ここにきて急に増え始めた印象だ。数えてみたら大小合わせて15匹ほどいた。最近では、この小さな生きものをうっかり歩いていて踏み殺さないかと気を使っているほどだ。なぜなら、ミミズ同様、雨模様の天気には敷地内の路面を我が物顔で移動しているときがあるからだ。捕食行動なのだろう。こういう場合は「あぶないじゃないか」と言って、そっと壁側に移してやるようにしている。

●我が家のコンクリートにくっ付いているかたつむり
②なぜ、かたつむりの個体数が増えたのか
カタツムリの個体数が庭で急に増え始めた理由はいくつか考えらるという。
1. 「環境の適性」
●カタツムリは湿度が高く、適度な温度で生息することを好む。庭の環境がこれに合致している場合、増加する可能性がある。
●葉や草の密度が高く、隠れる場所が多い庭は、カタツムリにとって魅力的。
2. 「食物の供給」
●カタツムリは植物食で、藻類や葉、花びら、果実などを食べる。庭にこれらの食物が豊富にある場合、増加する可能性がある。
3. 「季節の影響」
●カタツムリは特定の季節に活発になることがある。雨季や湿度の高い季節に増加することが多い。
4. 「繁殖」
●カタツムリは雌雄同体で、自家受精が可能。繁殖が活発に行われると、個体数が増加する。
長雨が続く梅雨の時期ならまだしも、今のところ、雨天の日は少ない。気象上の変化もないし、敷地内の環境の変化もない。畢竟、先の4点は決め手に欠けると言わなければならないから、「宿題」にしておこうと思う。
それはともかく、考えてみると、そもそも、かたつむりの生態について、私自身よく知らないのだ。調べた結果、ポイントを紹介すると、カタツムリは、陸に生息する貝の仲間で、殻を持つものを指す。日本だけでも約800種類ものカタツムリが確認されている。以下にカタツムリの生態について詳しく説明したい。
「身体と特徴」
●カタツムリは有肺類に属し、殻を持つ陸貝です。一般的には蓋を持たず、触角の先に目を持っている。
●殻は体の一部であり、成長とともに大きくなる。殻の主成分は炭酸カルシウムです。
●カタツムリは雌雄同体で、1匹の体内にメスとオスの生殖器官を持っている。交尾時には互いに精子を交換する。
「食事」
●カタツムリは植物食で、藻類やコケ、葉や花びら、果実などを食べる。また、野生のキノコも好物です。
●カルシウムを維持するため、コンクリートを食べることが知られている。
「寿命」
●カタツムリの寿命は種類によって異なる。一部の種は1年しか生きない一方、大型の種は5年以上生きることもある。
素朴な疑問として、この小さな生きものをエサとして捕食する、かたつむりにとっては、天敵的存在がいないのだろうかということである。スズメやカラスなどの野鳥が食べたらこんなに増えるはずはないと思うから、エサとすれば極端にまずいのかもしれない。毒性を持っているという話はきいたことがないが。紛うかたなき小さな生き物としての我が家のカタツムリの生態や動向について、しばらく経過観察してみようと思う。