
写真 和食処鹿ぬかにてランチ=2月25日(日)
イカ刺し定食(ホットコーヒー付)=1000円
機会があればまた訪ねてみたいと思っていた和食処鹿ぬかに今日ランチを食べてきた。本命は「イカ刺し定食」だ。
港町・八戸は幾度となく水揚げ量日本一を達成した記録を持つが、それも今となっては残念ながら過去の話。八戸の水産業の代名詞的存在だった主力のイカとサバ。それが極端に不振なのだ。これは何も八戸に限った現象ではないのだろうが、地球温暖化や気候変動を背景に海洋環境の変化、海水温の上昇など、寒流系のイカやサバ、サケやサンマなど秋になれば、沿岸に寄ってきた魚種が寄らないと漁師さんは言う。
いずれにしても、今では、そもそも「イカ刺し定食」は貴重なメニューだ。先日、紹介した大衆食堂あじまさはこの「イカ刺し定食」を今提供するのをやめているくらいの状況である。極端な不漁で、仕入れ単価が高いので採算が合わないのだ。こうしたなか、鹿ぬかは主菜のイカ刺しのほかに副菜が小鉢で三品(卵焼き、千切り大根の煮物、こんぶの佃煮)、ごはん、みそ汁、お新香という内容である。この内容で1000円は安い。しかもホットコーヒー付だからなおさらである。味のほうもグッドであった。個人的評価は3つ星である。