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ハマの街から 

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イギリスのことわざ「一日だけ幸せでいたいならば、床屋にいけ」

2024年05月16日 | 暮らし

イギリスの国旗


 情報を収集したり、裏付けを取ったりするために、ネットサーフィンをしていると、時々、偶然にも面白いネタに出くわすことがある。最近の例を紹介したい。それはイギリスのことわざには、「一日だけ幸せでいたいならば、床屋にいくことがよい」とされているという。しかし、このことわざには続きがあり、さらに長期的な幸福についても述べていると。以下はその内容だ。
• 一週間だけ幸せでいたいなら、車を買え。
• 一ヶ月だけ幸せでいたいなら、結婚をしろ。
• 一年だけ幸せでいたいなら、家を買え。
• 一生幸せでいたいなら、正直でいることだ。

 何とも言い得て妙というか、意味深というか。「いつまでもあると思うな親と金。ないと思うな運と災難」に通じるような、「人生の教訓」を喝破している。イギリス人の国民性の中には、ユーモアのセンスが鋭く、皮肉や風刺を楽しむことがあるというから、先のことわざは最後のフレーズ(結論)を言いたいがための、一日、一週間、一カ月、一年と展開し、最後は一生とまとめ上げた風刺とも読める。しかも、幸福を追求する際に外部要因(床屋や車、結婚、家)だけでなく、内部要因(正直さ)も重要であることを示しているのだ。私たちの人生には、一時的な幸福を得るために、外的条件に依存することがあるが、生涯を通じて安定的な幸福を求めるなら、心のありよう、誠実さ、正直かどうかという内的条件も重要だということを経験的に知っている。そういう意味ではユーモアたっぷりな表現を取りながら、なかなか、心憎いばかりのことわざだと思う。


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