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ハマの街から 

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30年ぶりの訪問で再発見した「和食処鹿ぬか」の魅力

2023年12月25日 | 食べ歩き・食文化

写真 店の看板


写真 玄関前の暖簾とおすすめランチの案内板

「和食処鹿ぬか」は子供が小さいころ、よく利用した食堂だった。なぜ来たかというと、鹿ぬかの近くに「湯ートピア小中野」という銭湯があり、入浴の前後に食事もするという流れだったのだ。そのうち、内風呂をつくるようになり、また、子供の成長とともに自然と鹿ぬかの利用も疎遠になってしまった。だから、今度の再訪はざっと30年ぶりということになる。30年となれば、店のオーナーも代替わりしていてもおかしくない年月である。

 女房は、鹿ぬかのイメージとして、寿司やてんぷら、そばが中心で、値段的にも高いのでないかという。私の記憶は定かではなかったが、少なくとも子供たちも利用できるくらいだから、結構、大衆食堂的なメニューも用意しているはずだと思っていた。

 日曜日の開店直後の午前11時半過ぎに、店の前に立つ。玄関前には、手書きの「今日のおすすめランチ3種類」が案内されていた。握り寿司とそば、茶碗蒸しなどが中心の内容である。暖簾をくぐると、30年ぶリの店内に多少のなつかしさがわく。ほかの客はいない。メニュー表を見ると、寿司やてんぷら、ウナギなどのほかに、お刺身定食、焼き魚定食、イカ刺し定食など豊富である。


写真 生姜焼き定食
 
 女房はイカ刺し定食、私は生姜焼き定食を頼む。15分ほどして出された注文品を見てそのボリュームに私たちは驚かずにはおれなかった。味噌汁のお椀が大きい。おかずも主菜のほかに副菜が二点もついているではないか。漬物の量も多い。茶碗蒸しもある。これで、1000円(税込み)だと安すぎる。
大体、今時、イカ刺しを食べたいと思っても、提供している店を探すのに苦労する。イカの不漁が背景にあるからである。食後にホットコーヒーをサービスで提供してくれたにも感動ものである。私たちは、「鹿ぬかは隠れたスポットだね、穴場だね」と言い合う。食事中にほかの客が一人も来ないのが不思議なくらいだった。こういう店ならもっと賑わっていてもおかしくないからである。いずれにしても、30年ぶりの再訪で改めて私たちのお気に入りの店になったのである。
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