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麗澤の杜から『日々是探究』

企業勤務から民間人校長として奉職(14年間)。2025年度より学校現場を離れて、新たな社会貢献の道を探究します。

第6回教養セミナー ~ 内閣府大臣官房長・原宏彰さんをお招きし

2024年01月31日 05時46分47秒 | 日記

昨日は「MGS教養セミナー第6回」を実施し、内閣府・大臣官房長の原宏彰さんからお話をいただきました。原さんは大学卒業後、旧総理府(現内閣府)に入府後、国家公務員として幅広いお仕事に従事されています。近年では安倍首相の国葬儀事務局長を務められ、また能登大地震では発生した直後から、官邸に詰めて対策室で復興支援業務にあたってこられました。そうした話題もしてくださったので「地震のことについては、私たちの生活に大きく関わることなので、より深く理解したいと思いました」「能登半島地震についてはとても興味深いお話をたくさん聞くことが出来ました。政府の方が地震への対応をどのように考えているかを知ることができ、非常にためになりました」といった感想がたくさんありました。

全体としては、原さんの仕事の守備範囲の広さを反映するように、大別すると以下の3つのカテゴリーに分類することができます。①政治社会に関する意見: 政府の方針、日本の政治制度、社会問題などに関する意見や知見 ②災害対策に関する学び:地震などの自然災害に対する対策や意識、災害時の対応に関する新たな知識 ③国際関係・外交に関する学び: 日本の国際関係、外交政策、世界情勢に関する理解や意見。具体的には次のような記述がありましたので、一部をご紹介します。

「今回の講演では日本の政治の中の内閣府の仕事内容だったり、地震が起きた時の対応を担当する組織があるということを知らず、どんなことをしているかを知れてよかったです。今年の1月の初めに起きた能登半島の地震の詳細やそれがどんなに大きい地震だったということを教えてくださりとてもよくわかりました」。一方で、次のような本音も見逃せません。「もし日本のどこかで災害が起きても、すぐに国が対応してくれるということに感心した。しかしその反面、日本の政治がおかしいというわけではないが、経済成長が伸び悩み、日本が後退していくだけの国になってしまっている現状に不安を感じた」。それゆえ、次のような意見もありました。「自分ももう少しで18歳になり選挙が出来るようになるので、今までのように他人事でいてはいけないと考えた」「今日の講演会を機に、ニュースを見るようにして少しでも政治について知って、関わろうとすることが、これから成人を迎える私たちにとって大事なことだと思った」。

また最近の戦乱や環境問題。そして台湾やアメリカの選挙のことなど、生徒諸君の関心も多岐にわたります。「講演会で印象に残ったのは『2024年10大リスク』の中の中東戦争がこれからもっと拡大して、周辺の国々にも影響を及ぼし第三次世界大戦が起きてしまわないか、ということが懸念されていることです。また、地球温暖化や世界の有限資源の確保をこれからの日本がどうやって進めていくのかをもっと調べたいと思いました」。こうした経験をきっかけに、新たな学びの主題や目標を、ぜひとも見つけていってください。

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