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麗澤の杜から『日々是探究』

企業勤務から民間人校長として奉職(14年間)。2025年度より学校現場を離れて、新たな社会貢献の道を探究します。

中国の高校生をお迎えして

2016年11月15日 05時20分17秒 | 日記
昨日、中国の精華大学附属中学校(日本では高校)の生徒さん14名と、引率の袁先生。そして中華人民大学附属中学校の生徒さん14名と、引率の李先生をお迎えいたしました。こちらは『JENESYS2.0』という外務省の国際委交流事業の一環で、総勢247名の訪日団が8つのグループに分かれ、その中の一つのグループが本校に来てくださったのです。皆さんは先週の火曜日に来日して以来、明治神宮参拝、先端技術セミナー、大学訪問などを重ねて富山県へ移動。現地では民泊を体験しながら、地元の高校との交流や豆腐づくりなど日本の食文化に触れてきたそうです。日本に到着直後から、慌ただしいスケジュールでいらっしゃいましたが、活き活きとした日中交流の楽しい時間が流れました。

歓迎式典では、生徒会長の湯徳くんが中国語で挨拶を披露。空気がすっかり和んだところで、吹奏楽部と合唱部がお迎えの演奏を披露して、気持ちがぐっと近づきました。そしてお昼は、1年生の各クラスに分かれてランチタイム。各クラスを回った飯田先生に話を聞くと、それぞれ車座になったり机を固めて集まったりと、思い思いの歓迎風景で会話が弾んでいたようでした。

昼休み後の5時間目は授業参観ならぬ授業参加。被服では着物の着付け、調理実習はわらび餅づくり、そして音楽では中国語で『世界にたった一つの花』を合唱(手話による演奏もあったそうです)するなど、さまざま協力しての取り組みが展開されます。さらに英語や中国語のクラスでは、楽しくディスカッションする風景も見られました。

そして6時間目と7時間目は体育館を使っての交流イベント。まずは両高校の生徒さんたちが合唱を披露してくださいます。精華大学附属中学校の皆さんは少数民族の民謡を、中華人民大学附属中学校の皆さんは日本の歌謡曲を、日本語と中国語で歌い上げてくれました。ここまでくればすっかり打ち解けたことは、言うまでもありません。館内に作られた人の輪の中から、笑い声が絶え間なく響いていました。

今回、仲介してくださった青年海外協力協会の渡辺さんに伺うと、こちらの両校は北京でトップクラスの優秀な高校とのこと。中には日本史(山川出版)の教科書を携えてきたり、愛読書が三島由紀夫の『金閣寺』という生徒もいると言われていました。また私が話をした生徒さんの1人は、東京大学に留学することを目標にしているそうです。優秀な中国の生徒さんたちと交流して、本校生徒諸君にも大きな刺激になったのではないでしょうか。今回の機会が、両国のより良い関係づくりの小さな足掛かりとなりますように。皆さんは、今日は秋葉原でショッピングを計画されているそうですが、日本での楽しい思い出を積み重ねていただければと願っています。
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