今年の3月まで本校に留学生として来ていたディノくんから、生徒諸君と先生方へのメッセージが届きましたので紹介いたします。今、スリランカでは1948年の独立以来、最も深刻な経済危機に襲われているとして、毎日のように日本でも報道されています。しかしディノくんは元気そうなので安心いたしました。
アジア架け橋第4期スリランカ生のディノーと申します。【私のとって日本での留学生活】について皆様と共有したくて記載しています。最後までお読み頂ければと思います。昨年10月16日、スリランカの他の留学生9人と一緒に来日しました。来日前にも2週間の隔離を守りましたが、来日後も成田ビューホテルで2週間隔離をしました。世界中に『今は留学生受け入れのところじゃないです』の雰囲気でしたが、留学生みんなも、AFS日本協会の皆様も、各国の差遣財団も頑張ったので延期の延期で来日できました。
私にとって日本での留学生活中に悲しいことも、楽しいこともいっぱいありましたが、人生を変える素晴らしい経験となりました。日本でとても重要な、そして、スリランカでは体験できない新しい経験をたくさん体験することができました。たとえば、温泉に行ったこと、桜を見たこと、雪をみたこと、袴を着たこと、日本の友達と出会ったこと、日本の料理を食べたこと、日本の学校に通ったことなどが今でも誇りに思います。私の配属はホストファミリーでした。ファミリーと言っても、一人のパパと私と他のインドからの留学生、ククくんでした。
最初に日本で勉強したのは、開星高校に行った初日です。本当に緊張しながらクラスの最後の椅子に座ったことよく覚えています。授業は勿論、学校で部活動も本当に楽しかったです。開星高校で茶道、華道、書道と料理部に入部していっぱい経験を集めました。何で〈道〉の部活を選んだかと気になりませんか。理由はスリランカで全く経験できないことをしたかったからです。この中で、茶道と料理部が大好きです。先生方もとてもやさしかったです。学校での音楽コンサートにも参加しました。そこで、木琴を叩く経験もできました。スリランカで全然音楽をしていなかった私は、留学のお陰で音楽もできてよかったと思います。
開星高校で沢山お友達ができました。お友達と一緒にプリクラ、カラオケにも行って初体験できました。スリランカでこのような体験は全くできないので、いっぱい楽しみました。この5か月間の間に、様々な人々に出会って、いろいろな面白を体験しました。今はこのレポートを書きながら、たくさんの経験を思い出して本当に愉快になりました。何より幸いなことはスリランカで出来ない経験がいっぱいできたことです。あっという間に5か月間終わりましたが、人生を一転機されたアジア架け橋プロジェクトに心より感謝を申し上げます。私の面倒をよく見守ってくれた開星高校の校長先生及びスタッフの皆様、本当にありがとうございました。シェフの夢を叶えるために一生懸命頑張りますので、いつか日本でお会いしましょう。