校長室だより ~ 武蔵野の森で紡ぐ友情『明星学苑・スクールライフ』

民間企業勤務から中学、高校、大学など、教育現場へ転じた『キャリアコンサルタント』の日常をお伝えします。

品性向上 ~ 和の心に親しむ

2020年10月28日 05時53分21秒 | 日記

学校説明会のたび、来校される小中学生の皆さんに最初にお伝えしているのは、本校が校訓として定める「品性の向上」と「社会への貢献」。高校生が「品性」という言葉は、意識しない限りあまり使わない言葉でしょう。だからこそ、本校で学校生活を過ごすことの価値の一つは、この校訓だと思います。先日は、本校に出入りしているお客様をお迎えした時に「開星高校はどんな印象ですか?」とお尋ねしたところ、即答されたのが「挨拶がいいですね」ということ。さらに荷物を運んで階段を上がっている時など「持ちますよ」と言って手伝ってくれる生徒がいるのは、珍しいとも。こうした振る舞いが自然にできるというのは、人として素敵ですね。引き続き「品性の向上」に努めてほしいと願うばかりです。昨日は、生徒たちの品性を高める授業の場面に立ち会いました。

昨日の5時間目は、茶道の講師をお願いしている妹尾先生と家庭科の岸本先生、事務室の大多和智美さんによる高校3年生「生活教養」の茶道体験。大多和さんから、とても良い雰囲気で時間が流れていると聞いていたので、いちど参観したいと思っていたのです。今週が最終回というので、大多和校長先生とともに私も講習を受けました。妹尾先生は、和室の説明からお茶の作法まで、とても分かりやすく流れるように話をされていきます。生徒たちには、聞き慣れない言葉もあったでしょうが、一つ一つの所作をきちんと倣(なら)いながら会得していきました。「松江に住んでいたら、いつか彼女と、あるいは彼氏とお抹茶をいただく機会があると思います。ぜひ今日の学びを生かしてくださいね」という温かい励ましとともに、「高校生活を、最後まで充実させてください」というエール。貴重な今回の体験、授かった品性を大切に育てていけるといいですね。

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