
長野県の富士見高原で行われていた勉強合宿から、中央線と新幹線を乗り継いで愛知県の豊橋市へ。私の育った町で、小児医療に力を尽くす高校時代の同級生、小山典久さんとお会いしてきました。豊橋市民病院の小児科医長と副院長を歴任された小山さんは現在、日本小児科医会・小児救急医療委員長を務めています。5月に久しぶりにプチ・同窓会の案内を出したところ、次のようなメールが送られてきました「3月で豊橋市民病院副院長を定年退職しました。現在は豊橋市こども発達センター(市立の療育センター)でハンディキャップのある子たちの診療を行いながら、豊橋で唯一、重症小児の訪問診療を請け負ってくれている大先輩のクリニックで、訪問診療のノウハウを教えていただいています。(中略)もう一つ、小児科学会の委員会活動で「こどもたちに、自らの命を守る医学的な知識を授業で教える」ことを画策しています。医療という教科を作るのが最終目標です。先日委員会の仲間と文部科学省まで行って、趣旨を伝えてきました。このあたり、次郎君とゆっくり話したかったな・・・」。
小山さんのメールを受け、高木教頭とも相談をして、来たる10月にMGSの連続教養講座で「命を守る授業」について、講演をしていただくことにいたしました。3月までは、大病院の副院長として、コロナ対応で超多忙な日々を過ごしておられた小山さん。今後は、これからの子どもたちの命を守る活動に力を尽くされていく思いを、生徒諸君へ存分に話してもらいたいと思います。医療現場での経験はもとより、新しい授業の計画のことなど、きっと生徒諸君の心に響くお話ばかりでしょう。