バレミアン期の化石

白亜紀前期、バレミアン期の化石、

Yabea shinanoensis

2015-11-29 12:36:06 | 日記
エゾシラオガイ科のヤベア・シナノエンシスです。
殻が付いていましたが母岩から簡単に剥がす事ができました。少し変形があるようです。



石堂層

27日に探検に行ってきました。これは途中の風景です。道路脇には沢山の落ち葉が。



山の上の方です。紅葉した葉が残っています。



山の下側、少し残っています。(一つの山の上と下です。)



露頭の入り口、ここから歩いて、かなり歩いて行きます。



巨岩の奥へ、転石が待っています。ワクワクして、転石を割りながら山の上部へと進みます。



おしまい。


Pterotrigonia hokkidoana

2015-11-25 12:34:23 | 日記
多産も多産、密集して産出するPterotrigonia hokkidoanaです。

石堂層の中でも良い方の部類に入るトリゴニアでクリーニングのし甲斐がありました。

化石本体を縦断する白い線は亀裂に浸みこんだモノが結晶化したもので割れを防いだ接着効果になっているようです。・・・・・が、強く叩くとここから(この線から)割れます。

昨夜半に強風が吹いて天気が急変しました。今日から数日は雨と曇りの日が続く様です。
山も紅葉の葉が落ちてしまえば良いのですが?・・・・・色彩は豊かですが陽の光が入りません。

石堂層

Heteroceras sp

2015-11-15 12:47:47 | 日記
石堂層の誇る、大型、異常巻種のご存知、ヘテロセラスのシャフトの部分です。

露頭に入る縦横無尽の切れ目がこのヘテロセラスをこれだけにしてしまいました。

ヘテロのスパッと切れた様子から続きがある筈ですがどうしても出て来ません。
こんなバカな事ってありですか?・・・・・探しても無ければ、無い、無いんです。
これは、受け入れなければならないんです。

画面、向かって左がシャフトの先端に続く筈で、右側がゆったりとしたカーブが下側になって住房部になります。

石堂層

Heteraster macroholcus

2015-11-08 07:55:56 | 日記
このウニ化石、ヘテラステル・マクロホルクスは、水平に2か所割れ目があり接着してあります。

割れ目が入っていなければ程度の良い標本になるのですが・・・・・でも、思ったほど割れ目が目立っていない気がします

昨日に続いて運の悪い(亀裂)化石で細心の注意を払っても、これ以上良くなる事はありません。

裏側、口、肛門のある側です。



今日は、雨の降る一日になりそうで暗く、クリーニングは、お休みです。

石堂層

Barremites

2015-11-07 09:00:34 | 日記
正常巻の小型アンモナイト、エオデスモセラス科のバレミテスの一種です。

小さなアンモナイトだからといって採集が簡単とは限りません。 このバレミテスは、運の悪い事に石の亀裂に掛かってしまいました。 直ぐに破片を拾って接着しましたが良くありません。 
露頭で飛び落ちた破片を見つける事は至難の業なんです。(90パーセントは、見つかりません。)足元には、採集時の破片がいっぱいですから。

それと、このバレミテスには、デスモセラス型の条線が見えません。光線の変化で見えるかなと「ぐるっと回して」期待しましたが・・・・・



何となく、あるような、無いような。 ご不満なバレミテスでした。


石堂層