腰痛&お悩みあれこれ

腰痛やお悩みについてお話します

ギックリ腰

2013-07-21 09:39:26 | 病気

ギックリ腰

ギックリ腰は、ドイツでは「ヘキセンシュス」(魔女の一撃)と呼ばれています。

これは、ふっとした動作がきっかけで、急激な痛みに襲われることから付いたようです。

野球やゴルフでスイングした時や重い物を持ちあげた時など、腰の筋肉を急に激しく使った時などに良く起こります。
トイレの便座から立ちあがった途端に起こったり、洗面台で顔を洗っていて急に顔をあげた時など、ほんのちょっとしたはずみで起きることも少なからずあります。

どちらにしても、瞬間的に激しい痛みに襲われ、腰が動かせなくなります。

まさに「魔女の一撃」の名に値する痛みです。

ギックリ腰のこのような痛みに襲われる原因は、次のようの事が考えられます。

〇 椎間板の線維輪が1部分が切れてしまった。

〇 関節包(関節を包んでいる袋)や靭帯が捻挫を起こした場合。

〇 筋肉の肉離れ

ギックリ腰は、はっきりした変形が脊椎にある時以外は、レントゲン検査で異常が認められないことも少なくありません。
ギックリ腰は、派手な症状の割に数日の安静で痛みが軽くなるのが普通です。

痛みが和らぐ前に動き出すと、かえって悪化させてしまうことがありますので、最初は無理をしないでください。
ギックリ腰は、再発することが多いので一度治っても、再発を繰り返すと椎間板ヘルニアに移行することもありますので注意して下さい。


椎間板ヘルニア 

2013-07-21 09:31:26 | 病気

椎間板ヘルニア 

椎間板ヘルニアは、腰痛を引き起こす代表的病気で、髄核が線維輪の裂け目から飛び出した状態のことをいいます。
椎間板はゼラチン状の髄核とそれを取り巻く線維輪という輪状の結合組織から出来ています。

椎間板は椎体と椎体の間にあり、外部からの強い衝撃を和らげるクッション的役割をしています。

体を動かす時に加わる強力な圧力を椎間板は、和らげてくれるということですが、常に酷使されている場所でもあるのです。
髄核は20代から、線維輪は30代から老化が始まっていきます。
水分が少なくなるこの頃から、線維輪に裂け目ができるなどの問題も起き始めてきます。

椎間板ヘルニアは、年齢が高い人よりも20代~40代の働き盛りの方に多いという特徴もあります。
椎間板の老化は、早くからはじまっているということに他なりません。

椎間板ヘルニアは、ある日、突然に起こったりすることもあれば、気がついた時には、症状が出ていたという場合もあります。
この病気は、ギックリ腰を繰り返しているうちに、移行することもあります。

急に起こる場合は、ギックリ腰を起こすのと同じような動作で、急に腰をひねったり、重い物を持ち上げようとした時などです。

腰痛症の特徴

2013-07-21 09:24:10 | 病気

腰痛症の特徴

2人に1人が、この「腰痛症」といわれていますが、痛みが出やすい所は第5腰椎と仙骨の間です。
この場所は、圧力が最も強くかかります。

ですから、この部分に刺激が加わることによりひずみが生じて痛みとなって現れてきます。
そうなると、周りの筋肉が痛みを保護しようと緊張して縮んできます。

筋肉は、緊張すると血液の循環が悪くなりますのでますます緊張の度合いが強くなり、痛みも増大していきます。
一度、腰の痛みがとりついてしまうと、痛みの悪循環の中に取り込まれてしまい、なかなか治らないという状況が続いて行きます。
「腰痛症」の痛みは、重苦しい、だるい、こる、こわばるなど、いろいろですが一致している所は「鈍い痛み」ということです。
痛みの程度もいろいろで1日中痛むこともありますが、同じ姿勢を長時間続けていた時や疲れが重なった時、また下半身を冷やした時などに痛みがひどくなるようです。

入浴したり、横になったり、腰を伸ばしたりすると痛みが軽くなります。
これは、緊張状態にあった筋肉が伸ばされたり温まることで血液の循環が良くなったことから来ています。
しかし、これは一時的なものなので、主と思しき原因を取り除かなければ、再び痛みが起きてしまいます。

腰痛症とは

2013-07-21 09:16:17 | 病気

腰痛症

腰痛には、いろいろな種類があります。
その中で、もっと多いのが「腰痛症」です。

「腰痛症」は、全ての腰痛の半分以上占めているようです。
「腰痛症」は、椎間板ヘルニアや脊椎分離症と比べて、掴みどころがありません。
この掴みどころのないのが「腰痛症」の特徴となります。

整形外科病院での検査の結果を見ると、椎間板ヘルニアの場合は、椎間板の髄核が線維輪の裂け目から飛び出していますし、椎間板が変形している場合には、変形性脊椎症となります。
しかし、「腰痛症」の場合は、レントゲン検査をしても血液検査、尿検査など様々な検査をしても、原因が掴めません。
痛みがいつから始まった、というはっきりした本人の自覚もなくまま、腰痛の慢性化へと進んでいきます。
ある種の刺激を繰り返し受けていたり、いくつもの刺激が重なりあったりすることで、腰痛が起きているということが分かってきます。
「腰痛症」は、他の腰痛と同様に、腰椎の老化や運動不足が基盤となっております。
しかし、「腰痛症」の場合は、姿勢の悪さ、肥満、心理的抑圧、そして疲労といったものが、刺激となって繰り返し重くのしかかっているのです。