雑感2011~軽井沢高校校長室から

校長の視点で書いた折々の感想や校内外へ寄稿した文章を掲載します。ご愛読ください。

11月21日(月) 第2回学校評議員会 冒頭挨拶 28

2011年11月21日 | エッセイ

 2学年は、来週の月曜日から台湾修学旅行に出かけるため、1・3学年より1週間早く、今日から2学期期末考査が始まりました。
 朝、信号機の故障で電車に遅れが出ましたが、テスト開始時刻を遅らせることで対応しました。

 午後3時30分からは、本年度第2回の学校評議員会が開催されました。
 今日は、その会議の冒頭の挨拶を掲載します。

  

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 皆さん、こんにちは。
 本日は、お忙しい中、今年度第2回の学校評議員会にお集まりをいただき、ありがとうございます。
 また、10月25日に開催しました、生徒・保護者・教職員の「三者でつくる軽高会議」のご案内を差し上げましたところ、4人の学校評議員の皆さんにご出席をいただき、会議の様子をご覧いただくとともに、補足説明やご意見を頂戴することもできました。
 この場を借りまして、改めて厚く御礼を申し上げます。

 さて、今年度は7月14日に第1回の学校評議員会を行いましたが、その際には、軽井沢高校や軽井沢高校の今年度の計画・予定等を知っていただくということを主目的に、学校案内をお配りしたり、年間目標や学校評価表、各部署の活動計画等をお示しして、ご説明をいたしました。
 今日は第2回ということで、学校評価の中間評価、各部署の今年度の活動、生徒の授業評価の集計結果などをご報告申し上げ、ご質問やご意見を頂戴するというのが主な議題になるかと思います。
 どうぞよろしくお願いいたします。
 また、この後教頭から配付資料の説明がありますが、「軽井沢高校フォトニュース」、「新聞報道等に見る軽井沢高校」、そして中学生向け通信「軽井沢の風2011」を別冊で用意いたしました。
 本校の今年度これまでの活動の様子が視覚的によくわかると思いますので、ご覧いただければと思います。
  
 私からは、学校評議員の皆様にもご心配をいただきました、校内の放射線量の測定結果とその対応についてご説明をし、挨拶に代えたいと思います。
 配付資料の2ページ以降をご覧ください。

 10月下旬でしたか、新聞などで、軽井沢町の小学校等の雨どい付近や側溝などで比較的高い空間放射線量が測定されたという報道がされました。
 本校も同じ町にある施設ですので、町立か県立かということとは関係なく、生徒や保護者の皆さんは当然心配されるだろう、早急に対応しなければいけない、ということで県や県教委と連絡を取り合いまして、話は県知事さんのところまで行ったと伺っていますが、10月24日月曜日に県職員が本校に見えまして、私を含めた本校職員と一緒に学校中を見て回り、放射線量が高い恐れのある箇所を中心に敷地内23か所の測定を行いました。
 その結果を県が発表したものが、資料の2ページです。

 長野県のホームページによりますと、国際放射線防護委員会(ICRP)が2007年に示した勧告では、人は地球上に存在する自然放射線や医療目的の放射線を浴びているのですが、これらを除いて、「一般公衆」が1年間に浴びてもよい被爆限度量が1mSv(ミリシーベルト)とされています。
 それを1時間あたりに換算する際には、単純に365日かける24時間で割り返すのではなく、どういうふうに1日の生活をしているかという状況を考えないといけないようなのですが、例えば、文部科学省が出している福島県内の学校における対応基準を参考にすると、この1mSvという数値を、1日8時間屋外にいて、残りの16時間を遮蔽された屋内にいた場合を想定して、365日で割り返すと、1時間あたり0.19μSV(マイクロシーベルト)という数値になります。
 今回お配りした県発表の資料にありますように、軽高の場合、生徒が比較的長時間いる校庭やテニスコートにおいても、(と言っても1日8時間、365日その場所にいることはあり得ませんが)この数値を下回っています。
 また、同じく資料にありますように、測定した箇所のうち、雨水が集まる集水ますや側溝では比較的高い数値が出た場所がありました。
 児童生徒の行動パターンを考慮して、屋外2時間、屋内4.5時間、200日で、年間1mSvという数値を割り返しますと、毎時1μSv(マイクロシーベルト)という数字になりますが、これが現在の県の除染の目安でして、これは福島県の学校における基準と同じです。
 実際には、集水ますや側溝の近くに1日2時間立っている生徒はいないわけですが、安心・安全のために、目安に従って、測定の翌日に除染をしていただきました。
 それを県が公表したのが、資料の3ページです。
 数値が相当程度下がっていることがご覧いただけるかと思います。

 除染を行ったその日に、私の方で一連の経緯と対応を記した通知を作成し、生徒に対してはその通知をもとに各クラス担任から説明し、ご家庭には生徒を通じて通知を届けてもらいました。
 また、同じものを軽高のホームページにも掲載しております。 

 基本的には、原発で何か特別なことが起きない限りは、今後放射線量が上昇するということは考えにくい、と聞いておりますが、学校といたしましても、生徒・保護者の安心・安全のため、引き続き留意していきたいと考えているところです。

 校内の空間放射線量の測定結果とその対応につきましては以上ですが、今日は第1回に続いて後の会も予定されております。
 それも含めまして、本日は忌憚のないご意見をいただければ幸いです。
 よろしくお願いいたします。

11月17日(木) 「慣れ」ということについて 27

2011年11月17日 | エッセイ

 明日からは少し温かくなるようですが、ここ数日は寒波の影響で寒い日が続きました。
 今朝の軽井沢の最低気温は-1.8℃。
 風もなく、朝からお日様が顔を出していましたので、体感温度は実際の気温より高かったように思います。
 陽が出ている日は、朝晩はともかく、今のところ昼間はまだ学校でストーブを焚く必要はありません。

 玄関前のロータリーでいつものように朝の挨拶をしたのですが、昨日の方がだいぶ寒く感じたので、何度くらいだったんだろうと思って、昨年度しょっちゅうお世話になった気象庁のホームページを見てみました。
 それによると、昨日の軽井沢の最低気温は-2.5℃、今シーズンの最低を記録していました。
 おまけに朝方は太陽が姿を見せず、冷たい風が吹いていましたので、体感温度はさらに低かったと思います。

 ここのところ毎日先生たちや生徒たちと「寒いねえ」と言い合っているのですが、昨日は特に寒く、学校裏の離山を見ると、見事に白く霜が降りていました。
 いよいよ冬だなあと思いながら本館2階から昨朝撮影したのが上の写真です。
 頂上付近の霜の様子がご覧いただけるでしょうか。

 軽井沢の冬はこれから本番ですので、間違いなくもっとずっと寒くなります。
 冬は冬らしく寒くないといけないと思いますし、特に軽井沢の冬は凛としていていいと思うのですが、そういった中にあっても、暖かい日が続いた後に寒い日があると、それほど低い気温でなくても寒く感じるし、寒い日が続くと、相当寒くてもその気温ほどには寒く感じない、というようなことがあるように思います。
 つまり、寒さの体感温度ということについて言えば、-もちろん実際の気温が寒い方が寒く感じるでしょうし、陽の照り具合や風の有無の影響といったことはあるにしても- それ以外に、「身体が慣れる」ということがあるように思うのです。

 人間は、その歴史の中で、その時々の環境に適応し、種を絶やすことなく現在まで生きてきました。
 最近は、今後も生きていけるのか、不安な材料もぽつぽつ出始めてきていますが、それでも、生存を続ける中で環境に適応するために身に付けた資質がいくつかあり、そのうちの一つが「慣れる」ということではないかと考えています。

 上で触れたのは「身体が慣れる」ということでしたが、人間には「心が慣れる」ということもあるように思います。

 軽高ホームページの「校長室から」に「始・終業式講話」というのがあり、その中の「1学期終業式」からご覧いただくことができるのですが、今年7月の終業式で、生徒たちに、PTA研修会で聞いた、アメリカ兵の発砲率の話をしました。
 いくら戦争だからと言って、何の訓練もせずに躊躇なく人に向かって銃を撃てる精神構造の人はそうはいません。
 アメリカは、兵士の発砲率を上げるために、兵士を訓練します。
 この訓練は、発砲への抵抗感をなくすこと、言い換えれば、人に向かって銃を撃つことに「慣れ」させるためのものだということです。

 人類が生き延びるために身に付けた能力の一つが「慣れる」ことではないか、と書きましたが、同時に人間は、慣れてはいけないという気持ちを持つこともできるし、努力をすることによって一定程度慣れないでいることもできると思っています。
 気を付けないと、人間は、いろいろなことに自然に慣れていく「能力」を持っています。
 慣れた方がいいことは慣れた方がいい。
 「習うより慣れろ」という時の「慣れ」はきっとこちらでしょう。
 しかし、慣れたらまずいことは、慣れないように努力しないといけないのではないかと思います。

 人間は習慣の動物であると言われます。
 どうせならいい習慣を身に付けたいし、生徒にも身に付けさせたい。
 悪い習慣が身に付かないようにしたいし、生徒にも身に付かないようにさせたい。
 ただ厄介なのは、いい習慣を身に付けるためには毎日の相当な努力がいるのに対して、悪い習慣は放っておいても自然に身に付いてしまうことです。
 さらに厄介なのは、よく考えて行動しないと、苦労をして悪い習慣を身に付けていることもあるということです。

 「慣れる」という人間の習性について考えながら、人間が人間らしく生き、よりよい社会をつくり、それを次世代に残していくためには、やはり、日々+1(Plus One)を積み重ねるしかないと、いつも思っていることを改めて思ったのでした。

 さて、今日軽高であったことにも若干触れておきます。

 3時間目、音楽家の周防義和さんが今年度最後の授業に来てくれました。
 生徒たちの手で作り上げた軽井沢町・軽井沢高校のCMを観て、さらによくするためのコメントをしてくれました。
 現在手がけている周防正行監督の最新映画の話や、その映画で主演を務める役所広司さんの話もありました。

 4時間目、ロングホームルームの時間は生徒総会でした。
 旧役員による活動報告と退任挨拶、新役員による活動計画と着任挨拶が主なものでした。
 各クラスで議案書の事前審議を行い、総会にはたくさんの質問が出されていました。
 前に並ぶ役員は、リハーサルの成果なのでしょう、整然と行動し、堂々と発言する姿が印象的でした。
 三者でつくる軽高会議といい、この生徒総会といい、軽高の生徒会の未来は明るいと思いました。

 最後になりますが、過日取材を受けたFM甲府から、礼状とその番組を収録したCDが届きました。
 こういう事後のフォローはやはり大したものだと思います。
 聞いてみましたが、私も慣れない生出演にしては、それなりに学校や軽井沢のよさを伝えられていたように思います。
 自分の声や発言がどう流れているのか不安な面もありましたが、一安心というところです。

11月 2日(水) 三者でつくる軽高会議 on FM軽井沢 26

2011年11月02日 | エッセイ

 軽井沢高校には、生徒・保護者・教職員の「三者でつくる軽高会議」という、他校ではあまり聞かない伝統的な取組があります。

 この会議の趣旨としては、三者がフラットな関係でいろいろな意見を出し合うことで「よりよい学校づくり」を進めること、三者の中でも特に生徒が「当事者」としての意識を持って「学校づくり」に参加することで、将来「よりよい社会」をつくる一員としての高い意識をもってもらいたいことがあげられます。

 私自身は、実際にその目的は徐々に達成されつつあるのではないか、という感触をもっています。

 詳細は、本校ホームページのトップページメニュー「軽井沢高校ならではの取組」>「三者でつくる軽高会議」からご覧いただきたいと思いますが、本年度第1回の「軽高会議」が、大勢の生徒・保護者・教職員に加え、学校評議員の皆さんにもご出席いただき、去る10月25日(火)に行われました。
 FM軽井沢が当日取材をしてくれましたが、その様子が昨日の昼の番組で放送されました。
 今日は放送された内容を掲載したいと思います。
 番組はいつもどおり、パーソナリティーの清水さんの温かいトークから始まっていますが、その後は1時間以上行われた会議の所々を抜粋したものですので、その点を踏まえてお読みください。

清水さん(ナビ):
 今日の話題は、先月10月25日火曜日に軽井沢高等学校で行われました「三者でつくる軽高会議」、どんな様子だったんでしょうか。
 その一部で何となく雰囲気がわかればなあと思いますけれども、この「三者」ってのが問題ですね。
 生徒の代表、保護者の代表、そして職員も、それから学校評議員の方たちも一緒に机を並べて、いろいろと学校について、どうやったらいいのかとか、いろいろと問題点を出し合ったり、という会議なんですよ。
 生徒から様々な提言などもございました。
 その様子、レポートしていきましょうね。


内堀(冒頭の校長挨拶):
 保護者の皆様、生徒諸君、それから学校評議員の皆様、本日はお忙しい中出席をしていただき、ありがとうございます。
 今年度第1回目の「軽高会議」ということで開催させていただきます。
 さて、「軽高会議」ですけれども、今回が通算25回目という歴史のある会議であります。
 昨年は2回の「軽高会議」と、それから1回は、生徒と職員の「語る会」ということで12月に、ここにいる生徒会の諸君も参加してくれましたが、「語る会」というのをやりました。
 あわせて2回の「軽高会議」と「語る会」が1回ということで、そういった経過を経て、2つほど実現に至ったことがあります。
 1つは、朝夕のバスの運行ですけれども、これについては、学校と言いますか、職員の側でも調査し、生徒がどの程度必要としているのか、運行されたらどの程度利用するのかということをまとめましたが、生徒会でも調査をしてくれて、そんなことで生徒と職員の気持ちが一つになり、この「軽高会議」を通じて、関係のところにお願いをしていこうということになり、町にお願いをしていったところ、学校まで来るバスを朝夕増便していただき、料金も学割ということで半額にしていただいたと、それが1つであります。
 もう一つは、登下校、特に下校時に通学路が暗いという話、これも職員の間で話が出まして、担当のところで調査をしました。
 生徒の方でも、その後一緒に通学路を実際に職員と歩いて、この辺が暗いねという確認をしたり、写真を撮ったりして、これについても、そういった資料を持って町に伺ったところ、中軽井沢駅方面で1か所、軽井沢駅方面で1か所の街灯が増設され、すべての箇所が昼間のように明るいというわけではないですけれども、暗い箇所が改善されたかなというふうに思っています。
 それ以外にもいくつか議題があって、継続審議になっているものもありますけれども、この会議の趣旨は、日頃ですとなかなか時間を取って話をすることができにくいようなことについて、三者が集まって、同じ目線でといいますか、対等の立場で自由に意見を出してもらうと。
 そして、ここで出たことを三者がそれぞれ持ち帰って検討して動くと。
 この三者がそれぞれ持ち帰って検討して動くという、この部分が、この会議がいい会議になる、あるいは存続すべき会議として認知されるポイントであると考えています。
 このことは、資料の中の「申し合わせ事項」にも書かれています。
 今日は、自由闊達に、忌憚のない意見を出し合っていただいて、最後は事務局でまとめてくれると思いますけれども、それぞれ持ち帰ることにつきましては、それぞれのところで次回までに検討し、必要があれば実際に動いて、またいい会にしていただければと思っています。

 

生徒(提案):
 お手元の資料の3ページにある、生徒のアンケート集計結果を見てください。
 お昼にご飯ものを販売してほしいという意見が多かったので考えてみたんですが、現状は、校内にパンの自動販売機があり、お昼に業者の方が販売に来てくれるのですが、お米がないので、特に部活動をやっている生徒から、ご飯ものがほしい、という意見が多く出されています。
 また、パンの値段が比較的高いので、高校生の金銭面を考えると、少しきついというのがあがっています。
 今回はお昼にお弁当やおにぎりを販売してほしいということなのですが、お昼を持ってこない生徒もいて、パンだけではお腹が一杯にならないので、どうしてもほしい生徒が校舎から出て行ったりして風紀を乱してしまうということもあり、また、栄養面や生活習慣病予防の観点からもご飯は欠かせないと思います。
 また、他の学校の話を聞くと、お弁当を買える学校が多いという意見もあります。
 お弁当にもメリット、デメリットあると思いますが、できるだけ安く仕入れていただければと思います。

事務長:
 実はこの春に学校でおにぎりを売りたいという話がありました。
 学校としても許可する方向でいたんですけど、それ以降全然来ていないんですよね。
 この学校も以前はお弁当を売っていた時代があったみたいなんですけれども、結局バラエティーに富んだ品揃えがたぶんできないんですよね、買う人数が少ないから。
 そうするとワンパターンの弁当になってしまう。
 またそうすると生徒が毎日同じだから飽きがきてしまって買わないというようになってしまっているんじゃないかという気がするんですけれど、一番は業者に頼むにしてもどれだけ売れるのかということがあると思うんですよね。
 皆さんがある程度買ってくれるのであれば考える業者もいるかもしれないんですけれど、ペイするかどうかが業者としては重要じゃないかと思います。

職員:
 確かにパンだけでは、というのはわからないではないですが、基本はお弁当を持ってくるということかなという意見を私自身は持っています。
 まあいろいろな家庭の事情もあるのかもしれないですけれど。

生徒(提案):
 今年噴煙祭の副実行委員長としてがんばったんですけれども、その中で、文化祭を1日増やしてもらいたいという気持ちがあります。
 また、毎年のことなんですけれども、夏休み明けからすぐに準備期間が始まり、間に合わせるために役員は朝から晩までびっちりやるような感じだったんですけれど、準備期間を増やすことで、今まで以上にクラスが団結し、軽高をよりよくすることになると思うんですけど。

生徒(提案):
 資料の4ページをご覧ください。
 職員のアンケート結果なんですけど、質問②の上から8個目ですね、校外清掃を、現在の年6回学年ごとではなくて、クラスごとで年9回にする、という意見がありまして、私たちで考えた結果、現在軽井沢高校は軽井沢町にとてもお世話になっていて、特に文化祭などでもとても大きな協力をしてもらっていると思います。
 なので、私たちの方でも軽井沢町に貢献していけるようなことをしたいなと思い、校外清掃を今よりもさらに多く、できれば月に1回くらいのペースでやっていけたらなあと思っています。
 軽井沢町をきれいにするということはもちろんそうなんですが、軽井沢高校生がんばっているな、というアピールにもなると思うんで、ぜひ考えてほしいと思います。

 
清水さん(ナビ):
 ということで、ダイジェストでお送りしましたのでね、ちょっとはしょりながらのお話ではございましたけれども、軽井沢高等学校で先日行われました「三者でつくる軽高会議」、どんなテーマがあがっていたのか、なんてところだけでも皆さんにちょっと伝わったかなあ、なんて思いますよ。
 その議題の中で、今回は音の関係でカットしてしまったんですけれども、以前から話題にあがっていたこととしましては、しなの鉄道が通っているじゃないですか、そのしなの鉄道を利用する方たちは当然高校生は多いですけれども、「軽井沢高校前駅」というのをつくろうじゃないか、なんていう、とても壮大な、というか大きなテーマもお話をしていましたね。
 それから、いろんな具体的な提案が生徒たちからも出てきましたでしょ。
 例えば、お弁当を食べたい、パンだけじゃなくて、なんてのもあったし、それから文化祭を1日増やしてもらいたいなあ、なんてのもあったし、いろんな角度から先生もアドバイスをしていましたね。
 例えば、お弁当だったらどれくらいの値段だったらみんなが買ってくれるか、そんなところも生徒たちでアンケートでも採ってみたら?みたいな、そんなお話もありましたし。
 そうやってざっくばらんに話し合う場ってのが、なんてったって必要ですよね。
 そうやって、高校生は自分たちだけで考えているだけじゃなくて、いろんな方たちのアドバイスをもらって、さらに深く考えることができる、そう思いません?
 今回は学校評議員の方も4名ほどいらしていましたね。
 ということで、学校関連で言いますと、そう言えばもう11月になるじゃないですか、明日から。
 ということで、平成24年度高等学校入学志願者第1回予定数なんかは、もうすでに発表がありました。
 これは、長野県教育委員会のホームページに載っています。
 それから動きとしましては、11月の9日から11日、水木金3日間ですね、軽井沢高校は就業体験ということで、町に繰り出しまして、いろんな事業所、お店もあればいろんなところもあるでしょうけれどもね、卒業後の進路にもしかしたらその一つがね、自分の中でも進路になればな、なんて思うんですけれども。
 もちろんFM軽井沢でも受け入れますけれども。
 町内のあちこちで見かけることになるんじゃないでしょうか。
 そんな就業体験も来週予定されているようですよ。
 お届けいたしました今日のテーマ、先日行われました、軽井沢高校の「三者でつくる軽高会議」の様子、レポートしました。


 FM軽井沢の清水さん、就業体験も含め、いろいろとありがとうございます。
 今後ともよろしくお願いいたします。

 そうそう、FMと言えば、昨日(11月1日(火))、FM甲府の取材を受けました。
 FM甲府は山梨学院大学のキャンパス内にある放送局で、日本で初めて大学内に設置されたFM局だそうです。
 「軽井沢高校の紹介をしていただきたい」とのことで、昼の番組の生放送中に電話で7分ほどインタビューを受けたのです。
 軽高の紹介が上手にできたかどうか、番組を録音したCDを送ってくれるそうですので、届いたら確認したいと思っています。