○キラーバット(Killerbat)
8ビット画16☓16コマでいろいろなロボットを描いてNFTアートマーケットに出品しているうちの1体です。
コウモリ型ロボットで、巧みにヒラリヒラリと飛び回り敵の攻撃を避けながら光線や超音波で攻撃してくる…という設定で描きました。
コウモリといえばイソップ童話の“卑怯なコウモリ”が有名です。
獣と鳥が争いをしていた時に、獣が優勢になると「僕は毛があるので獣の仲間だよ」と獣側に付き、鳥が優勢になると「僕は翼があるので鳥の仲間だよ」と鳥側に付いていたコウモリは、獣と鳥が和解すると両方から信用を失って暗い洞窟に住むようになったとさ…という話です。
しかし考えてみれば、人生においては、対立する2つ(または複数)のグループにはさまれて、どちらかに属するか、どちらにも属さないか、あるいはどちらの機嫌も伺ってうまく立ち回るかの選択を迫られる場面が来るかもしれません。
どちらかに属すと属した方が勝てばいいですが負けた場合は共倒れになり、
どちらにも属さないと自由ではありますがどちらが勝っても冷遇されるかもしれず、
どちらの機嫌も伺ってその時その時で態度を変えているとやがて信用を失ってしまいます。
コウモリは鋭い爪や牙があるわけでなく、すばしこく飛び回って虫を食ってる生き物です。どちらに属したとしても大した戦闘能力は無いので、なるべく戦いを避けるべく、情勢に合わせてどちらにもいい顔をするという方法を選んだのだと思います。
それを卑怯と言ってしまえばその通りですし、
結果的に両方から信用を失ってしまいましたがある意味弱者の生き残り戦略の一つです。
どちらかのグループに属してグループと運命を共にする代わりに仲間として信用を得るか、
自由のためにどちらにも属さないと決めてどちらからも冷遇される道を選ぶか、
生き残りのためにいつでも有利な方に飛び込めるように立ち回るか、
どれにも良い結果も悪い結果もあり得ると思います。
もしその選択を迫られる場面が来たとしたら、皆さんはどうしますか?
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