予防について考える

さて、加齢臭という言葉はごく近年になってから生み出されたものです。


かつてはその存在自体は知られていたものの、名前はありませんでした。


それに資生堂が「加齢臭」という名前をつけたことで爆発的に広まったのです。


そして、研究の結果として加齢臭を引き起こす原因もわかるようになりました。


原因がわかる以上それを防ぐことも可能であるのが道理でしょう。


加齢臭とは男女問わず発するものであるにもかかわらず、「おやじ臭」などという俗称があるのは一般的に男性のほうが加齢臭が強いからです。


その理由は女性ホルモンにあるようです。


うーむ、なるほど女性ホルモンが強いほど加齢臭は抑えられるということですね。


女性ホルモンというのはやはり、女性に多いものですから女性のほうが加齢臭が弱いのは合理的な考えでしょう。


まあ、一概に女性ホルモンが多ければ万々歳かといえば、そんなことはないのでしょうが……


それはさて置き、加齢臭を引き起こすのはノネナールと呼ばれる存在です。


このノネナールを生み出すのは不飽和脂肪酸を筆頭とする脂質です。


よって、加齢臭を予防するということは、すなわち脂肪酸を抑えることと同義であると言えるでしょう。