久しぶりの映画鑑賞。大型テレビが普及し、家で寝そべって映画がみられる環境があたりまえになった現代、映画館で映画を見る機会は減少した。しかし年に数回、待ち望んで映画館に足を運ぶことがある。家の環境では体験できない轟音、3D、100インチ以上、体感型、が映える映像美が前提で必然的にアクションやSF作品が多くなるのだが、今回はゴジラ-1.0。しかも初MX4Dという一般鑑賞券2000円に1300円も追加料金を払わないといけない席を予約して。(笑)
映画評価:★★★★☆
MX4D:★★☆☆☆
これが5段階評価の自分の採点である。
自分はゴジラフリークながら初代ゴジラだけが高評価に値し、後は昭和の怪獣ブームに乗っかった駄作と言い続けてきた人間なので、今回の作品は一定の評価をしているシン・ゴジラと同点評価である。ゴジラ映画は毎回期待して映画館には足を運ぶが、いつも不満を覚えて帰っていた。洋画もトカゲと言われたエメリッヒ版が一番マシで、ハリウッド版は日本の怪獣ブーム時代の作品をリスペクトするあまりに怪獣バトルを導入した瞬間に冷めてしまった。
MX4Dは初めての体験だったが正直言って自分はストーリーに集中したいときに顔にエアーが吹きつけられて邪魔でしかなかった。途中から座席左右のエアー吹き出し口を掌で覆って遮ってしまうくらい邪魔だった。ただでさえドライアイなのに目が乾くわ!(笑)
4席ライドの振動に関しては良かったが、マッサージチェアじゃないんだから中途半端に背中の部分部分を押されたら集中できん。お勧めとしては轟音上映のIMAX辺りで十分だと思った。遊園地のライドを想定していったのは間違いではなかったが、隣のポップコーン食うやつの音が気になるような人には注意が散漫になるだけなのでお勧めしない。
さて、久しぶりに沢山の人に見てほしい映画なのでネタバレとなるストーリーには触れないが、まさかゴジラ映画で泣かされるとは思っていなかった。これは紛れもなく反戦映画であり、特攻。。。という言葉を聞いただけで泣いてしまう人は多分、映画館で涙が止まらないと思う。ただ、救いのない映画にしなかった山崎監督には謝辞を送りたい。自分は誰も死なないホラーはギャグだと思っているが、だからといって人を救うのに人が死ななきゃいけない結末は嫌いなのだ。エクソシストなんかも神父が死なないと少女を救えないとか大っ嫌いである。レザボアドックスの様な救いのない結末とは違う、救済が必要な映画はハッピーエンドで終わってほしいというこれは私の個人的なわがままなのだが、ゴジラが絶望の中に希望を残してくれたことが嬉しかった。映画中に私がボロボロ泣くもんだから横で見ていた嫁さんが「泣きすぎや・・・」と失笑した。
さて、予想としてはシン・ゴジラの興行成績を抜いてくるんじゃないんか?というくらい、出来は良かったので海外でもきっと受けると思う。あまりにも嬉しくてシン・ゴジラの時でさえパンフしか買わなかった私が・・・・
こーんなモノを沢山購入してしまった・・・どこに飾るつもりだよ!!
シニア割で安くなっているとはいえ、MX4Dを選択したことで二人で5900円もかかった上にグッズで8000円も使ってしまった。しかも購入したフィギアをこっそりパテ埋めして自分で色まで塗ろうと画策している・・・子どもか!!(苦笑)
グッズとなると推しのBABYMETAL の場合、グッズ購入はライブの記念と応援の意味合いが強いがゴジラの場合は純粋なコレクター意識が働いてしまう。おかげでディアゴスティーニのゴジラまで買ってしまっている・・・残り少ない人生でもう部屋に飾る系統の品物は要らないというのに自分はミニマリストには遠く及ばないわ。
さて、映画鑑賞と同時に久しぶりに嫁さんとの都市型デートとなったわけだが、バードウォッチング以外で二人で行動するとき、絶対に欠かせないもう一つの目的は食事である。今回はなんばの映画館を選んだので食事は龍旗信という塩ラーメン専門のお店にお邪魔した。
我々はどろ系、豚骨、家系、こってり系のラーメンが苦手である。
麺は中細麺、スープは澄んだ出汁が好きなので自然に塩ラーメンになるのだが、ここの塩ラーメンは絶品だった。私だけでなく嫁さんまでスープを1滴残らず全部飲み干してしまった。ここはリピート確定だわ。場所はなんばパークスと並行して走る南海電車の高架下をヤマダ電機方面に歩いていくと見つかる。
左が嫁さんの頼んだ鶏塩と右が私の頼んだ塩そばである。
どちらもとても美味しい。なんばはパークスにあるだしが命の塩ラーメンぎょぎょぎょや、なんばの阪神戦駅ナカにあるなにわ麵次郎など、好きなラーメン屋さんが多いが、ここは塩ラーメンの筆頭格と言っても過言ではない。
塩そば:★★★★☆