
明日の小倉は北九州記念。
◎ノーワン
一昨年のフィリーズレビューのプールヴィルとの同着1位から苦節17戦。約2年半ぶりに◎ノーワンが勝つ舞台が整った。昨年2020年は最悪だった。7戦して2桁着順が6回。唯一1桁の着順だったCBC賞も勝ち馬からは時計ひとつ遅れた6着。昨年の成績だけを見たら3歳時にまぐれで重賞を勝ってしまったおかげで、レースの選択肢が少なくなってしまった所謂終わっている馬とみられても仕方ない。
ところが今年になってカーバンクルS5着(勝ち馬からコンマ3秒差上がり時計2位)・春雷S9着(コンマ8秒差上がり時計2位)・パラダイスS9着(コンマ8秒差上がり時計1位)・CBC賞6着(コンマ5秒差上がり時計1位)。一見着順は悪いが、上がり時計は常に上位で勝ち馬との時計差も確実に上昇している。
何よりも早い時計が出る馬場だったとはいえ、1200を1分6秒台で走った前走。上がり最速の末脚を繰り出しても4角であの位置から大外周ってもそれは追いつかない。道中の位置取りが2着馬の直後位にいれば確実に馬券内に突っ込んできた末脚。
ハーツクライ産駒は長めの距離が良さそうな印象もあるけれど、当馬は1400以下がベストな条件。重賞勝ちが1400だったからマイルや1400を多く走らせたけれど、実はこの馬の最適距離は1200だったと言う事がこのレースでわかるはず。後は道中後ろ過ぎにならない位置を確保すれば、多少馬場が渋っても最後は確実に突っ込んでくる。
〇アウィルアウェイ
ハーツクライの流れならジャスタウェイだ。種牡馬事典によると、この馬はモズスーパーフレアがいるレースはGⅠじゃなければ届くとの事。これは間違いない。
▲ボンボヤージ
全姉に2歳短距離で活躍したファンタジスト。4歳になってじわっと成長してきた当馬は姉ほどの早熟感はない。昇級初戦だが前走も小倉で同コースを1分6秒台で勝っており、高速決着にも対応可能。軽ハンデを生かして馬券圏内はありか。
△シゲルピンクルビー
3歳馬ならこの馬を最上位に取りたい。前走の函館スプリントは全くレースになっていない。4角回ってからずっとごちゃついて全く追えない状態。スムーズなら馬券内まではなくてももっとまともな着順だったはず。今回も軽量でハマれば一発もありなのがこの馬。
×ファストフォース
前走はレコード勝ち。条件馬の軽ハンデだったとはいえ強い内容。今回3キロ増で一般的にはパフォーマンスは落ちるのだろうが、前走の時計は超高速馬場だったことを差っ引いても相当優秀な内容。重視はできないが切り切ることも出来ず。
◎の1頭軸3連単マルチ。
明日の朝早く起きられたら札幌記念も書きたいと思います。