
いまさらながら「せかちゅ-」です。何年前でしょうかね、小説やら映画やらTVやらで相当騒がれました。こんなにB級邦画が好きな僕がなぜ今まで一度も観たことがなかったのか・・?それは単なるあまのじゃく。そんなにヒットした作品なんて興味ないぜと勝手に引いていただけです。そろそろ観てもいいかななんて思って借りてみました。
そんな感じなのでぜんぜん期待はしてませんでした。それこそ「泣かせ演出の嵐」なんだろうなぁと。でもちょっといい意味で期待を裏切られた感じです。「ココニイルコト」とか「きょうのできごと」みたいな場末B級邦画の「あっさりした描写だけどなんだか心に残る感じ」って表現したいような後味でした。
必要以上に感動させようとしたり泣かせようとしていない演出がしつこくなくて好感持てました。80年代に遡りながらのストーリー展開も、グランドファザーズで遠い目をしてしまう僕にとっては、どうにもノスタルジック。ウォークマンがカセットなんて、CDもMDもすっ飛ばして「ソニーちゃん」に行っちゃった僕にとってはとても懐かしい感じ。「ラジオのDJ」の描写もね。「死 」についてもいわゆるお決まり的な演出じゃなくて淡々としてるところがいいです。
いい意味で期待を裏切ってくれた「せかちゅー」ですが「海猿」もそうなんですがこうなるとハマっちゃうのが僕の悪い癖?なのかもしれません。きっと次はTV版のDVDを借りちゃうんだろうなぁ。か、もしくは「いま、会いにゆきます」とか「解夏」とかの方面に行っちゃうような悪寒が・・・
あ、「アメリ」は・・・
今日は無理そうなので明日観ます。