関西棋士会

関西総本部の囲碁棋士によるブログ。イベントのお知らせなど。

会長のひとりごと(9/26)

2024-09-26 20:12:25 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日は朝から大阪梅田茶屋町にある日本棋院関西総本部へ勉強に行きました。

せっかくなので、開始直前の対局場の様子を写真に撮りX(アカウントは・関西棋士会)へポストしました。

現場では緊張感はとても感じられたのですが、この写真の撮り方では。。
写真というのは本当に大事なんだな、とわかります。

みなさんは対局が始まる時ってどんな気分ですか?

私の場合、基本的に勝てる気が起きてきません。
そこで、もう無になろうと禅僧のような心持で打とうとするのですが、7手目を打つ頃にはもう煩悩にまみれています。

プロ棋士になる前はゲン担ぎをしていました。

前の日の晩、お風呂で100秒間息継ぎなしで潜れたら、「明日は勝てる」というおまじないを大真面目にやってました。
よく死ななかったと思います。

追い求めないと掴めないのが「勝利」なら、追い求めると逃げていくのも「勝利」です。

良い感じにまとまりましたので、このへんで。

岩丸平


会長のひとりごと(9/25)

2024-09-25 20:19:05 | 日記
みなさま、こんばんは!

碁盤斬りの写真、記事をX(囲碁ステ―ション)で投稿しました。

今まで俳優さんが写っている写真はNGと言われていたのですが、
斎藤工さんの所属事務所へ連絡した所、OKをもらいました。
やはり反響が多くありました。

実はこの写真は右端に草彅さんが写っているのですが、許可を得ていないので加工しました。

斎藤工さん、ホントにかっこよかったです。
現場で一番練習していたのは斎藤さんでした。
レクチャーするたびに、
「ありがとうございます」と丁寧に仰ってくださいました。
対する草彅さんは冗談を言ったり、いつも現場を盛り上げておられました。

Xの囲碁ステーションアカウントで投稿している碁盤斬りの現場写真は
すべて専属スチールカメラマンによるものです。
なんと私の妹の旦那さんです。
そうでないと、普通は私の写真など撮ってくれるはずもありません。
最初は現場で右も左もわからなかったのですが、仕事をこなしながらも常に私が困っていないか気遣ってくれていました。
本当に助けられました。

この碁盤斬りについては一冊の本にできるくらい語れることがたくさんあります。
少しづつ綴っていきたいと思います。

岩丸平

会長のひとりごと(9/24)

2024-09-24 20:00:35 | 日記
みなさま、こんばんは!

今日は保育園に行き、子どもたちと囲碁で触れ合ってきました。

年中さんの春くらいだと、泣いている子もいて
「どうしたん?」と聞くと、「ママに会いたい」
こんな時ほど囲碁棋士の無力さを感じることはありません。

年長さんともなると一転して、しっかりした子ともなると
「今日もお仕事ごくろうさんですね」とでも言いそうな余裕が出てくるのが面白いです。

私は小さい子供であったとしても、簡単なことだけ話して、「よくできたね!」というような安易なやり方は採りません。

「考えてもらうこと」これに尽きます。

今日は「着手禁止点と二眼の関係性」について5歳児たちの前で話しました。
でも通じるのです。子供たちの対局している棋譜をみて、通じるタイミングを見計らって話しているのです。
でも通じなくてもよいのです。「なんだろう?」と思ってもらえれば勝ちです。

それにしてもこどもたちの対局姿ってなんであんなに愛らしいでんでしょうね。
担任の先生が必死に子供たちと戦っている姿もとっても良いです。
負けた時に先生を慰めるのも私の仕事です(笑)

囲碁ってほんとに良いものなんです。

岩丸平


会長のひとりごと(9/23)

2024-09-23 22:08:17 | 日記
みなさまこんばんは!

今日は祝日でしたが、ゆっくり過ごせましたか?

私はAmazonPrimeで「碁盤斬り」をゆっくり観ました。

やはり、家だと画像のどこにフォーカスを当てているかが、
分かりやすいです。

白石監督の横でモニターを一緒に見させて頂く事が多かったですが、
カメラワークには感覚を研ぎ澄ませて細心の注意を払っているのが分かりました。
そんな中でも監督にはとても気遣って頂き、色んなことを教えて下さいました。

私は映画というのは何台ものカメラで同時に撮るものだと思っていました。
A、Bという2人の会話シーンがあるとすると、Aさん視点で撮ってから
Bさん視点を撮るためにカメラを移動させます。
(移動させるだけですごく時間がかかります)
その時間ができると、白石監督や手の空いているスタッフさんに囲碁をレクチャーしたりしてました。

そしてカメラの位置が決まるとまた全く同じ演技を繰り返します。少しでも先の演技と違うと
チェックが入っていました。
碁盤で言うと盤の上に碁石の山ができたとすると、写真に撮っておき同じになるように碁石の山を作りました。
これが登場人物が多いともう凄いことになります。 

映画全体を100個くらいのシーンに区切り、さらにシーンの中でカット割りという作業を
監督の指示で撮影前に行います。
これもその場でライブでカメラマンと監督がディスカッションしながら決めていて、
ものすごく刺激的な創造の現場を拝見できました。





会長のひとりごと(9/22)

2024-09-22 20:52:33 | 日記
皆様こんばんは!

今日は体力回復を優先させました。

やはり疲れていては良い仕事もできませんし、アイデアも浮かんできません。

というのは口実で、ただダラダラしたかっただけです。

でもダラダラは人生において本当に必要なものです。

夕方からは息子と野球の練習を軽く。

春先にはあんなに怖かった硬式球も、ずいぶん慣れてきました。
当たると死ぬほど痛いですが。

前まではキャッチボールの時に色々と投げ方を教えてくれたものですが、
もう今は何も言ってくれません(笑)

息子のためにも、キャッチング、フライノックは練習してもっと上手くなりたい
と思っている今日この頃です。

岩丸平