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関西大学ABリーグ入替戦 マッチレポート

2013年12月14日 | 大学ラグビー
関西大学ABリーグ入替戦 マッチレポート


12月7日(土)
鶴見緑地球技場
12:00KO 近畿大学 40-7 大阪産業大学

Aリーグ戦全敗で最下位で終わった近畿大学と、Bリーグを全勝し首位で入替戦に挑んだ大阪産業大学。勢いにのる大産大が昇格を果たせるかが注目されたが、試合結果は40-7。近大がAリーグの強さを見せて、手堅く勝利した。近大は前半、敵陣で得たペナルティは全てショットを選択し、ことごとく決めて3点を積み上げる手堅い攻め。フォワードが前によく出て、攻守にわたり圧力を掛け続けた結果が、ペナルティの獲得につながった。大産大も攻めこまれながら前半はよくディフェンスが耐えていたが、冷静な近大のアタックに自陣でペナルティを重ねてしまった。要所でのミスも多く、AとBリーグの厳しさが現れた試合だった。

後半は15分まで大産大が留学生2人を起点としたアタックを見せ敵陣でプレーしたが、結局1トライのみ。攻めこまれても近大には余裕があった。25分ごろからは大産大の足が止まり始め、近大がトライ量産。力差を魅せつけて、残留を決めた。



14:00KO 関西大学 10-36 摂南大学
昨年の入替戦で対戦した両校、1年前は関西大学が勝利しAリーグ昇格を決めたが、今年は36-10で摂南大学が雪辱を果たした。体の大きさ、ボールを持った時の強さ、ディフェンスの早さで摂南大が優位に立つ。前半の摂南の2トライは、いずれもNo.8トプイのもので、起点になって大活躍。関大は展開力でトライを奪いたいが、接点で負けるのでどうしてもテンポがつかめなかった。前半は12-5、摂南大リードで折り返す。



Aリーグの関大がリードされて後半を迎え、スタンドにも緊張感が張り詰めるが、後半は一方的だった。リードしたことで体力的にも精神的にも余力があった摂南大が、トライ量産で突き放した。特にラックでの集散で顕著に差が出て、関大は後手後手に回らざるをえない。結局、一度もリードを許すことなく摂南が勝利。留学生2人の笑顔と、キャプテン湯浅の涙でぐしゃぐしゃになりながらみんなに抱きついていたのが印象的だった。点差もプレーも、Bリーグ2位の摂南大がAリーグ7位の関大を上回っている。摂南大の「絶対に関大に勝って、Aリーグに上がる」といった気迫が、関大を飲み込んだ結果となった。

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