関西大学Aリーグ 第7節 試合の見どころ
11月30日(土) 近鉄花園ラグビー場
14:05K.O. 天理大学 vs 立命館大学
☆ 天理大学 vs 立命館大学 ☆
天理大学は、ここまで3勝3敗。開幕からまさかの3連敗で4連覇は消滅したが、全国大学
選手権出場をかけて立命館大学に挑む。シーズン後半に入ってからは、前半の課題は
見事に修正されており、選手の入替えやゲームでの役割も変更した。
第6節の関西学院大学戦では、フィジー人留学生No8フィリモニ・コロイブニラギがマイボールを
巧みにキープし、トンガ人留学生CTBトニシオ・バイフの突破につなげている。BKの決定力は
抜群で、怪我で欠場している昨年のリーグ戦トライ王・WTB松井謙斗の復帰やフィジー人留学生
WTBジョシュア・ケレビの途中投入ができれば、得点力はいっそうアップするだろう。
一方の立命館大学は、ここまで5勝1敗。この試合に勝てばリーグ戦優勝となる。
シーズン前半は、鍛え上げたフォワードを前面に出しパワーで圧倒してきたが、第5節の
関西学院大学戦では、スピードある低いラックで後手にまわり敗戦し1敗。
好材料は、第6節の近畿大学戦から昨年のリーグ戦ベスト15でもあるSO井本拓也の復帰だ。
ゲームメイクだけでなく、密集周辺のディフェンスも厚みを増し、ゴールキックも確実である。
この試合の見どころは、どちらのチームがより強く勝利を望むか。ハードなコンタクトの
連続で動かなくなっていく身体を、それでも動かすチームが勝利する。最後まで得点が動く
目の離せない試合になるだろう。
関西大学ラグビーリーグ委員 高見澤 篤