作・演出:岩松 了
出演:大森南朋、鈴木砂羽、戸田昌宏、久遠さやか
鑑賞:2005年6月15日(初日)22日(千秋楽)
於:本多劇場
<Story>
昭和初期(?)に作られた都内の旧い木造の眼鏡屋が舞台。
眼鏡屋の店主:竹田(大森南朋)の家に遊びに来る宇野(戸田昌宏)とその妻:八千代(鈴木砂羽)の3人が織り成す、シュールで不思議な岩松了ワード(?)
竹田の家に宇野が遊びに来る。妻の八千代の話をしているが、竹田気に留めない様子で、右手を気にしている。「なんでもないよ!」
突然宇野が「『天井の染みが、りんごに似ている』と八千代から聞いた」と切り出した途端、竹田があわてて、しどろもどろに。。。
そこに八千代がチーズケーキを2個持って尋ねてきた。夫の宇野が居るとも知らずに・・・
「ケーキは2個しかないのよ。あなたと食べようと思ったから・・・」(「あなた」とはどちら?)
宇野が帰り、八千代は竹田との関係を兄に話したと告げる。イヤリングを外して「帰りたくない」という八千代に「早く寝るから・・・」と。。。
茶箪笥の上に合ったはずの八千代が贈った置物がなくなっていた・・・。
夜中に飛び起きた竹田は置物を庭に埋めるて、安心したように床につく。
竹田は眼鏡店の二階を「独身女性限定」で間貸ししようと看板を出していた。そこに若い女:宮地(久遠さやか)が借りたいと表れる。若く綺麗で元気はつらつの宮地に人目ぼれする竹田・・・
(ここで、竹田の一人芝居! シュールというか? オオボケというか???)
竹田の家に宇野と八千代が居る。二人でロッキングチェアーに紐(腰紐?)を括り付け遊んでいる。「側に来てよ!寂しいから・・・」と宇野に言う八千代。。。
しかし、宇野が台所に行っている間に、八千代が竹田に迫ってくる。「やめてくれ・・・」執拗に迫る八千代。。。「兄さんにはお前がきちがいというんだ。」と。。。
宇野が入ってきて、何もなかったように振舞う二人。八千代が一人で帰り宇野と竹田が残っている。
眼鏡の修理に隣の畳屋:平岡(小林薫)が訪れる。竹田と平岡との5・6語の会話で劇場が大騒ぎ!!!
ロキングチェアーの紐を互いに首に掛けて、竹田と宇野が喧嘩を始める。そうこうしているうちに宇野が動かなくなってしまう。あわてて救急車を呼ぶが、死んだ振りをしていた宇野。二人の喧嘩は終わって宇野が帰っていく。
真夜中、布団にから飛び起きた竹田。突然、八千代が朗読したテープを聴いている。「まだ上げ染めし前髪の・・・」「もう少し可憐に、あどけなく・・・」笑い声。。。
突然、八千代が布団から出てくる。ブルーのワンピースに着替える八千代。八千代はキスをしようと八千代に迫る竹田を上手くかわし、二階に上がっていく。。。
あわてて、庭に埋めた置物を掘り出して、土の付いた置物を拭いている。突然の電話、カセットを「サーフィンUSA」に変え、ボリュームいっぱいに上げる。
ゴキブリが茶箪笥の後ろから、必死になって追いかける竹田。右手が。。。「なんだ・・・これは・・・」
「サーフィンUSA」が陽気に流れている。。。(暗幕)
kanon の評価:♪♪♪♪(♪:1点)
「隣の男」は1990年(15年前)に岩松了さんが竹中直人さんの為に書き下ろした作品です。今回は大森南朋さんと戸田昌宏さんの為に再演された。
<Comment>
初日と千秋楽に行った。大森さんのお芝居は今回で3度目。昨年の「レンズ」(小林賢太郎:作・演出)、3月の「ラヴレターズ」、そして今回。
「レンズ」の時は声は出ないは。。。緊張は丸出しだは。。。で、見ているほうも「大丈夫かしら???」楽しめたけど、疲れちゃった!!!
でも、今回は「完璧!」なんたって、めちゃダイエット(?)3ヶ月前はまん丸の顔してたけど、今回は「げっそり。。。」あの台詞と動きの早さ。演技の上手い戸田さんや鈴木さんまでダイエット(?)見ているほうも、楽しいけど台詞とお芝居のリズムについて行くのに精一杯(><)
また、初日には居なかった平岡さんが千秋楽には「小林薫さんがビックリゲスト」やー上手い!僅か2分足らずの出演なのに、存在感充分! 台詞も面白くって「一生友達だよ」って手を思いっきりにぎっちゃう! 握られた大森さんはあわてて(おそらく、このシーンはアドリブかも???)
大森さんも「この人は困ちゃうんです」と、嬉しそう。。。
昨年の『レンズ』『ラブレターズ』で、「大森さんてやっぱり、映画の人なんだなぁ。。。」って思っていました。映画の中では主役を浮き出させる役があってるんだと思い込んでました。主役ってやっぱり「自分自身を主張しなけきゃいけないけど。。。大森さんは『いつの間にかそこに居る』って存在はそれで素敵だけし、映画が締まって見れるけど。。。」なんてね!
でも、認識を新たに・・・!!! 「充分主役でも大丈夫じゃん!」ってね(^^)
人気がでて、それに甘んじている人が当たり前なのに、大森さんは「それ以上を求める役者魂のある方なんだ」ってね(笑)
いやー!凄かったです! 声も充分、台詞は多いし、出演はほぼ3人、息つく暇が無いほど舞台狭しと動き回る。あのダイエットが「お芝居に賭ける魂」をビンビン感じ取りました!
これからの大森さんの活躍が、今まで以上に期待される気がして。。。
(この一年に何があったのかしら???←それが知りたい!)
とにもかくにも、物凄く楽しめました!
(でも 肝心のお芝居がシュールすぎて分からなかったけど。。。)
出演:大森南朋、鈴木砂羽、戸田昌宏、久遠さやか
鑑賞:2005年6月15日(初日)22日(千秋楽)
於:本多劇場
<Story>
昭和初期(?)に作られた都内の旧い木造の眼鏡屋が舞台。
眼鏡屋の店主:竹田(大森南朋)の家に遊びに来る宇野(戸田昌宏)とその妻:八千代(鈴木砂羽)の3人が織り成す、シュールで不思議な岩松了ワード(?)
竹田の家に宇野が遊びに来る。妻の八千代の話をしているが、竹田気に留めない様子で、右手を気にしている。「なんでもないよ!」
突然宇野が「『天井の染みが、りんごに似ている』と八千代から聞いた」と切り出した途端、竹田があわてて、しどろもどろに。。。
そこに八千代がチーズケーキを2個持って尋ねてきた。夫の宇野が居るとも知らずに・・・
「ケーキは2個しかないのよ。あなたと食べようと思ったから・・・」(「あなた」とはどちら?)
宇野が帰り、八千代は竹田との関係を兄に話したと告げる。イヤリングを外して「帰りたくない」という八千代に「早く寝るから・・・」と。。。
茶箪笥の上に合ったはずの八千代が贈った置物がなくなっていた・・・。
夜中に飛び起きた竹田は置物を庭に埋めるて、安心したように床につく。
竹田は眼鏡店の二階を「独身女性限定」で間貸ししようと看板を出していた。そこに若い女:宮地(久遠さやか)が借りたいと表れる。若く綺麗で元気はつらつの宮地に人目ぼれする竹田・・・
(ここで、竹田の一人芝居! シュールというか? オオボケというか???)
竹田の家に宇野と八千代が居る。二人でロッキングチェアーに紐(腰紐?)を括り付け遊んでいる。「側に来てよ!寂しいから・・・」と宇野に言う八千代。。。
しかし、宇野が台所に行っている間に、八千代が竹田に迫ってくる。「やめてくれ・・・」執拗に迫る八千代。。。「兄さんにはお前がきちがいというんだ。」と。。。
宇野が入ってきて、何もなかったように振舞う二人。八千代が一人で帰り宇野と竹田が残っている。
眼鏡の修理に隣の畳屋:平岡(小林薫)が訪れる。竹田と平岡との5・6語の会話で劇場が大騒ぎ!!!
ロキングチェアーの紐を互いに首に掛けて、竹田と宇野が喧嘩を始める。そうこうしているうちに宇野が動かなくなってしまう。あわてて救急車を呼ぶが、死んだ振りをしていた宇野。二人の喧嘩は終わって宇野が帰っていく。
真夜中、布団にから飛び起きた竹田。突然、八千代が朗読したテープを聴いている。「まだ上げ染めし前髪の・・・」「もう少し可憐に、あどけなく・・・」笑い声。。。
突然、八千代が布団から出てくる。ブルーのワンピースに着替える八千代。八千代はキスをしようと八千代に迫る竹田を上手くかわし、二階に上がっていく。。。
あわてて、庭に埋めた置物を掘り出して、土の付いた置物を拭いている。突然の電話、カセットを「サーフィンUSA」に変え、ボリュームいっぱいに上げる。
ゴキブリが茶箪笥の後ろから、必死になって追いかける竹田。右手が。。。「なんだ・・・これは・・・」
「サーフィンUSA」が陽気に流れている。。。(暗幕)
kanon の評価:♪♪♪♪(♪:1点)
「隣の男」は1990年(15年前)に岩松了さんが竹中直人さんの為に書き下ろした作品です。今回は大森南朋さんと戸田昌宏さんの為に再演された。
<Comment>
初日と千秋楽に行った。大森さんのお芝居は今回で3度目。昨年の「レンズ」(小林賢太郎:作・演出)、3月の「ラヴレターズ」、そして今回。
「レンズ」の時は声は出ないは。。。緊張は丸出しだは。。。で、見ているほうも「大丈夫かしら???」楽しめたけど、疲れちゃった!!!
でも、今回は「完璧!」なんたって、めちゃダイエット(?)3ヶ月前はまん丸の顔してたけど、今回は「げっそり。。。」あの台詞と動きの早さ。演技の上手い戸田さんや鈴木さんまでダイエット(?)見ているほうも、楽しいけど台詞とお芝居のリズムについて行くのに精一杯(><)
また、初日には居なかった平岡さんが千秋楽には「小林薫さんがビックリゲスト」やー上手い!僅か2分足らずの出演なのに、存在感充分! 台詞も面白くって「一生友達だよ」って手を思いっきりにぎっちゃう! 握られた大森さんはあわてて(おそらく、このシーンはアドリブかも???)
大森さんも「この人は困ちゃうんです」と、嬉しそう。。。
昨年の『レンズ』『ラブレターズ』で、「大森さんてやっぱり、映画の人なんだなぁ。。。」って思っていました。映画の中では主役を浮き出させる役があってるんだと思い込んでました。主役ってやっぱり「自分自身を主張しなけきゃいけないけど。。。大森さんは『いつの間にかそこに居る』って存在はそれで素敵だけし、映画が締まって見れるけど。。。」なんてね!
でも、認識を新たに・・・!!! 「充分主役でも大丈夫じゃん!」ってね(^^)
人気がでて、それに甘んじている人が当たり前なのに、大森さんは「それ以上を求める役者魂のある方なんだ」ってね(笑)
いやー!凄かったです! 声も充分、台詞は多いし、出演はほぼ3人、息つく暇が無いほど舞台狭しと動き回る。あのダイエットが「お芝居に賭ける魂」をビンビン感じ取りました!
これからの大森さんの活躍が、今まで以上に期待される気がして。。。
(この一年に何があったのかしら???←それが知りたい!)
とにもかくにも、物凄く楽しめました!
(でも 肝心のお芝居がシュールすぎて分からなかったけど。。。)