入学審査

2010年08月28日 | アルバータでの生活
入学審査がどうなっているのかは、大学や学部によりけりです。
北米でもカナダとアメリカではずいぶん違うようですが、理系に関しては似ているところが多い感じがする。

カナダは一般的に通年採用である。ただし、入学は春、秋、夏のある日にみんなそろって入学となる。
よって、年中審査を受け付けている。出した順に審査にかけられる。
残念なことに、この場合、相対評価で入学を受け付けるのではなく、絶対評価である。基準に満たさない応募者は無条件に落とされる。たとえば、カナダの場合はTOEFL100以上がスタンダードであるが、これを下回ると、基準を満たさないとして、絶対的な基準で落とされる。しかし、学校によっては、毎期10人の大学院生をとるのなら、ポジションがフィルアップするまで、書類を見てくれるかもしれない。その場合は、TOEFLの点が仮に満たしていなくても、相対的に順位をつけ、本来落ちるべき人が受け入れられることもある。
なお、アルバータ、ヲォータールーの化学では、毎月、admission committeeが会議室に集まり、審査する。つまり、通年採用である。
一部の大きな大学では、春入学も無いと聞くので、事前にHPを見て確認しておく必要はある。しかし、この場合も通年採用の秋学期(8-9月)一斉入学である。
とはいえ、deadlineを設けているのが普通であるので、学部のHPを確認しておこう。

アメリカの場合は大学の数が多すぎて、admissionの仕方が大学によって大きく異なるが、やはり、秋入学がスタンダード。中堅大学では春入学(1-2月)も認めている。
大学の学部HPに明確にadmission requirements やadmission deadlineが示されているので、必ず余裕を持って確認しておこう。

admission committeeは教授陣とオフィス陣で構成されると良く効くが、これは事実だと思う。つまり、SOPはかなり、アカデミックな単語を使っても問題ない。見るのは教授なので、オフィス側にはまったくどうでもいいことである。オフィスが気にするのは数字である。GPA、GRE、IELTS、TOEFLなどである。
通常は投票で話をまとめることになっているらしいが、教授が『こいつが欲しい』とのコメントがあれば、話は一気に変わるかもしれない。
これは、アメリカではよくある話と聞く。

気になる話として、出願者数である。
大学によって、かなり違うらしいが、数十名から数千名とよく聞く。人気の無い大学では数十人の応募でそのほとんどが受け入れられる。しかし、北米のトップスクールでは数千人の書類がくる。わざわざ全部見てられないので、数字でふるいをかける。プリンストンでは受け入れ率10%程なので、超難関といえる。
この数字は、admission officeというacademic departmentsの上にあるまとめ役のデータであるので、千人ちかくの応募者の数くらいは想像がつく。

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