運命の仕事

お遍路さんから帰ってくるのを待っていてくれて、次に依頼された仕事は

市民病院の外周見廻りとごみ拾い、草刈り、側溝掃除等々

依頼された時、えっと思った　　妻が入院していた病院だ

あの時以来一度しか行っていない、行ったのは最後の入院費の支払いと死亡診断書の受け取りの時

辛い思い出がありすぎる、とてもでないけど行けたものではない

とっさにイヤだな、困ったなと思ったけれど、もう１０年経っている、ワガママ言えないと請けた

遺族会で知り合った人に話すと

「tatsuさん　それは奥様が頑張ってと後押ししてくれているんだよ」と言われた　


　　　そうかなぁ


妻がお世話になった病院、少しでもきれいに貢献できたらと半分自分を納得させて