かあさん がんばってるからね

肺腺ガンで急逝した妻との26年間の思い出を綴ります。

鬼師匠(その2)

2018-09-28 11:13:51 | シルバー作業日報
師匠のKさんは現在74歳

年齢に関係なく、たぶん私より敏捷で運動能力は高いと思う

頭が良くて、仕事は実によくできる、いろいろ先回りして気配りしてくれる

ずっと地域の総代を勤めていた 人から慕われる人格者だ

少々気の短いところもあるが、せっかちな私の性格とよく合う


帝国海軍の連合艦隊司令長官の山本五十六という人の言葉に

「してみせて やって聞かせて させてみて 褒めてやらねば 人は動かぬ」

とある  まさしく体でもって実践している姿勢がビンビンと伝わってくる

若いころに父親が亡くなって、家族を養ってきたそうだ

農家を継いできたが、トヨタ自動車の社員でもあって、新工場の立ち上げに

単身赴任の経験のあるやり手だ

Kさんとタッグを組ませていただいて、病院の担当者に作業報告は提出するものの、

ほとんどお任せの放し飼い状態だ

Kさんはもう11年ここで働いてきて何度も引退を申し出たが、

その度に引き止められてきたそうだ

私も上から押し付けられると反発するワガママな性格だ 

二人で相談して仕事を作って消化していく

私 「Kさん あそこの緑地の草がだいぶん伸びてきた」

Kさん 「そうだな 刈るか」

こんな感じのテンポ

1000人くらいの登録している人たちの仕事の中で、おそらくハードさはトップレベル

だと思う

倒れそうなくらいシンドイ時もあるが、ヘトヘトでも充実感はハンパない

私の今までの人生で知り合った人の中でベストテンに入る素晴らしい人


「tatsuさん おまえが同じ町内だったら、副総代に推薦するのになぁ」と言われた


このような人と知り合って、一緒に仕事をできる私は幸せだ


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