かあさん がんばってるからね

肺腺ガンで急逝した妻との26年間の思い出を綴ります。

ペット ロス

2009-02-24 14:20:26 | その他
妻がいってしまってから、まだ6か月たっていない。
深い深い心の傷の痛みは変わらないけど、
傷口にうっすらとカサブタというか薄皮のようなものが出来かかってきて、
痛みも刺すような痛みから鈍痛に変わってきたかなと思った矢先に
同じ傷口にナイフを突き刺され、抉られた感じだ。もう堪らない。

まだ繋いでいた鎖や、使っていた食器はそのままにしてある。
帰宅して、門扉を開けると、影から尻尾を振りながら、
「おかえり」と、のっそり現れる気がする。
水を飲んでいる時、鎖がステンレスの食器に当たるリズミカルな
音が聞こえてくるようだ。
散歩の時間になると、思わず連れて行く支度をしてしまう。
妻がいってしまって以降の一緒の散歩で、星空を仰ぎどれだけ涙したことか。

次女の帰国を待って、弔ってあげるつもりだ。

もうペットは飼いたくない。

やっと悲しみ辛さが落ち着いてきたのに、一気に時間が戻ってしまった。

悲嘆の淵はどこまで深いんだ。




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2 コメント

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Unknown (菜の花)
2009-02-24 20:49:12
ほんのちょっとのストレスも耐えられない状況なのに可愛いペットの死は本当に打ちのめされる事と思います。主人が亡くなる前、水上勉さんが本に書いてあるのを読んだ事あるのですが、危篤状況になった時、川の向こうで昔飼っていた愛犬がしっぽふっていた、それを見たと書いてました。氏はその時は生還されましたが。ベルちゃんきっと奥様に会ってますよ。お二人のお嬢さんがいらっしゃるので心強いですね。
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菜の花さん (tatsu)
2009-02-24 21:41:13
ごめんなさい そして ありがとう

菜の花さんも同じ境遇です。一生懸命立ち直ろうとして見えるのに、こんな暗い文書読んで頂いた。

そして、コメントしようも無いのに、コメント頂いた。

お陰で、ベルに有難うの気持ちが湧いて来ました。
これからはベルとの楽しい思い出を綴って行こうと思います。
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