
立ち上がりはややばたついた。1死から藤原に安打、二盗で得点機を作られ、中村に適時打を許す。1死を挟み、2死二塁からレアードにも適時打を打たれ、この回2失点と先制を許した。
それでも2回以降は直球を低めに集めた。2~4回は1安打無失点。チームが1点を勝ち越した直後の5回、先頭藤岡の左翼線二塁打、荻野のセーフティーバントで無死一、三塁とピンチを招いた。それでも一走荻野をけん制で刺し、藤原は遊ゴロ。最後は中村奨を二ゴロに仕留め、難を逃れた。
6回を投げ1点のリードを保ったまま、救援陣へ後を託した。
6月18日オリックス戦で4回5失点で5敗目を喫し、翌19日に移籍後初の登録抹消。2軍戦登板を挟まず、中14日で臨んだマウンドを終え「初回、あたふたしましたけどね。結果的に6回をしっかり投げ切れましたし、ゲームを作れて良かったです」と淡々と振り返った。
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楽天の涌井は再調整の成果を見せた。6月19日に出場選手登録抹消となったベテラン右腕が復帰登板。1回に2点を失ったが2回以降立ち直り、6イニングを7安打2失点。リリーフ陣が打たれ白星には届かなかったが、先発としての責任は果たし「(投球内容は)普通ですね。(修正点は)景色を変えました」と振り返った。
石井監督は今後について「中6日かは分からないけど(先発)ローテの中に入ります。ゲームメークできたので続けてほしい。もっと状態を上げてほしいですね」とさらなる良化を期待した。
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