
2回に押し出しを含む3四球で先制点を許すも、5回を105球3安打1失点。「負ける時のようなピッチングをしてしまった」と反省も、チームを2分けを挟み3連勝に導き「粘り強くゲームを壊さずに投げられた」と汗をぬぐった。
劣勢時こそ、攻めきる。2回。1死満塁から岡に4球連続ボールで押し出し。暗雲が漂う。ただ、そこは17年目のベテラン。「大胆にいかないと結局それがどんどん悪循環になる」と捕手太田へ内角直球で攻める意思を示した。次打者佐藤の初球は内角高め直球ボール。「かわしにいこうとしなくて良かった」と闘争心を奮い立たせ、2球目シンカーで遊直、続く荻野は直球で二飛に打ち取った。
nikkansports

ヒーローインタビューでは「正直5回で降りたので、この場に立つのは心苦しいですが、楽天ポイントのために・・・。はい」と語り、ファンの笑いを誘った。
その言葉通り、序盤は苦しい戦いを強いられた。二回1死からレアードに右前打を許すと、そこから井上、エチェバリア、岡に3者連続四球を与えて、押し出しで先制点を献上。暗雲立ちこめたが後続は断ち、最少失点でしのいだ。
その後も走者を背負ったものの、5回を105球でまとめた右腕。「今月、金曜日無敗でいけたので、来月もしっかり勝てるように。そしてディクソンがもっともっと活躍できるように。彼は寿司が大好きだそうなので今日のポイントで還元しようかなと思います」と語って、ヒーローインタビューを締めた。
デイリースポーツ

楽天の先発は今季3勝負けなしの涌井秀章投手。2回表に1死満塁のピンチを迎えて先制点を献上するも、後続を凡打に打ち取って最小失点に抑える。以降も不安定な投球で毎回ランナーを出しながらも、丁寧で粘り強い投球でスコアボードに0を並べ、5回を投げ終えたところで降板し、継投策に入る。
スポーツナビ

--涌井の投球は
「何とかヨタヨタしながら五回のテープは切ってくれた。最低限の仕事はしっかりしてくれるなと思いました」
--計105球で4四球
「体調が悪いわけではないので、安心している。きょうは、真っすぐの質はよかったけど、その他のボールで苦労していという印象です」
sanspo
おまけ

開幕から36回2/3を投げて本塁打を1本も許さず、両リーグの規定投球回以上では唯一の被本塁打0。
nikkansports