命のかたち心のかたち　つちびと可南'Sギャラリー

笑み守さんの絵付け

2020-08-26 22:16:00

娘が本を出版するまでの文章を書いている期間に

これまで何度か相談にのることがあった

そして、出版という形で本になることが決まった時

毎回のように、娘が言ってくれる

「お母さんのおかげやよ」と

そのたびに・・「いえいえ」と答えるのだが

最近同じようなやり取りが繰り返されて・・

また「お母さんのおかげやわ」と言ってもらった時

なぜか・・

「今、私は命のお裾分けキャンペーン中やから・・」という言葉を返していた

そして・・自然と自分の口から出た言葉なのに・・

命のお裾分けという言葉が・・木霊のように自分の心の中で反響した

そして、これは・・寿命を分け与えるとかそういうことではなくて・・

私という人間が居たことで・・ほんの僅か

それが・・顕微鏡にすら映らないほど微細な影響だとしても・・まわりまわって

この世界をわずかでも変えることに繋がれば・・・・と願っているからだ

旅立つまでの残り期間が短くなればなるほど

その想いが強くなる

つちびとを作ることは、もちろんだけど・・

でも・・それだけではなく

例えば・・娘が文章を綴って誰かに届ける為の前段階で

私が力を貸せるのなら・・

そして、それが私である必要性があるのなら、

私という命のお裾分けと一緒だと思うのだ

素焼きを終えて・・

いっぱいの笑み守さんが焼きあがった

それら全部に、一つ一つに何段階かの絵付けを始めた

写真でわかるだろうか

まず最初にするのは・・左の笑み守さんのように目の絵付けとほっぺの絵付け

そして、その後、真ん中の笑み守さんのように周囲を顔料でまず塗り

次に、右の笑み守さんのように濃淡のグラデーションをつけ

更に・・下段の笑み守さんのように周囲をぼかすために、外側だけ綿棒でこする

今日はこの作業を一日繰り返していた

レアものの猫の笑み守さんには、遊び心でリボンも追加

明日もまだまだこの作業が続きます

これもある意味・・命のお裾分けかな？

★　可南つちびと展のお知らせ

２０２０年１０月２７日（火）～１１月７日（土）

AM11：00～PM7：00

（ただし日曜祝日と最終日は　午後５時まで）

　１１月２日(月曜）休廊

大阪市北区堂山町15-17ACT3-1F
ワイアートギャラリー

TEL 06-6311-5380　　info@yart-gallery.co.jp

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ご無理のない範囲で心にとめていただけたら嬉しいです

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