昨日の続きです。
一度、首輪をつけて貰った猫ちゃんは その後、首輪をはずされました
悩まれた末の 決断です。
ただ、猫ちゃんは いつもどおり その方のところを訪れ
薬をもらったり、御馳走にありついたりしています
首輪があるか、ないか・・・これは 人間側の事情です
人間がルールを作っている社会では
ただ、その仔の命を守りたいと思うだけなのに 印を付けねばなりません

御依頼を頂いているお仕事の1つに
地域猫活動を推進されていらっしゃる方から 耳先カットねこをつちびとで作って下さいというのがあります
ここからは、素人の私なりの解釈ですが
人間と共存する為の手段として 飼い主がいない地域に住みついた猫達を 不妊・去勢手術を施した後、もとの地域に戻し、地域の住民が適切な管理や飼育のもと見守るといった地域ねこ活動
その地域猫の目印として 耳を少しカットする・・
猫の好きでない人たちにも 増えすぎることのない一代限りの命を見守ってほしいという・・・切なる願いのもとに生まれた活動
そして、そういった猫達がいることを 活動とは関係のない方々にも知っていただく為に つちびとがお役に立てる
そんな、ありがたいお仕事はありません。
二つ返事で お受けしたのは良いのですが・・・
そこで・・・大きな問題にぶち当たりました
私にとって 耳先カットねこが、守られ大切にされる事は すごく嬉しい
殺処分される猫が、少しでも減ってくれる事は 涙がでるほどありがたい
でも・・・
もし・・・つちびとの耳先カットねこを作ることで
カットされていない猫達が、区別され、差別されるようなことがあったら
私は、たまらない
御依頼くださった方に 正直に私の想いをお伝えしました
私が、もし つちびとで耳先カットねこを作るとしたら
三匹で1つのセットのつちびとしか作れないですと
1つは 手術して耳先をカットして戻された猫
2つめは 手術したけど耳先をカットしていない猫(いろんな理由で、手術はしていてもカットされてない仔もいます)
3つめは まだ、手術してない猫・・・当然 耳もカットされていません
どの仔達も・・・おんなじ命
大切にしてもらいたいイノチ
耳先カット猫のつちびとだけより
広報活動という意味では焦点はぼやけてしまうし 効果も減ります
なのに・・・
言葉足らずの私の想いを 聞いてくださったばかりか
「そのとおりです!」と賛成してくださり
これだと思うものを私が作れるまで
無期限で待っていてくださるとまで言っていただけました
ありがたいです・・・
人間の都合で 印を付けねばならないなら
しるしの外にいるモノが ある事・・・憶えておきたいなあと・・・
配慮できるなら・・・いいなあと思います。




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