先日行った歯医者で熱帯魚を見かけて思い出したことがある
かつて・・淋しそうだった母に 瓶に入ったグッピーをプレゼントしたことを・・
同じ頃、生きる楽しみを、何とか母に見つけてもらえたらと
図書館に連れて行ったりもした
でも・・今なら・・わかる
私が自分の生活の潤いとなることと、母が喜びを感じることが同じではなかったことが・・
ねこが苦手だったことは承知していたので・・猫を勧めたりはしなかったが
それでも傍に自分が面倒を見なければいけないものが居てくれることで
生きる張りができればと母にプレゼントしたグッピー
でも・・その後、母からグッピーのことに触れる会話はなく
母にもグッピーにも・・考えの浅いことをしてしまったのだなあと
今になったら 思う
老いていって
自分の目に入る空間に誰も存在しない生活で
人はさびしさを どう紛らわしたらいいのだろう
寂しいと感じている人の心に
すこしでも ともせる灯りは・・あるのだろうか

自分自身が・・その身になって
しみじみと考える
かつてセルロイドの人形を我が子のように抱いていたおば
そして、そんな抱くものすら見つけられず
長い年月を施設で送った母

私は・・これからの年月を どう過ごすのだろう
作るために あえて孤独は受け入れる
でも・・寂しいと感じる心は 誰よりも残っていて・・
だから・・傍にいてくれるふさふさの仔達・・キミたちが頼りだよ
これからも・・いや これからは・・もっと
よろしくたのむね




ポチっとフレ~フレ~の応援して頂けるとうれしいです(*^-^*)
