命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

愛というピース



かつて 娘を妊娠して4ヶ月目の頃

突然の高熱が出た


何もかもが初めてのことで、不安で 検診を受けていた大きな病院の産科に駆け込んだ

そのまま・・・入院

高熱の原因を調べ でた結論が 卵巣脳腫


超音波の先生は 手術するほどのものではないと言われたが

担当医の「もし、もっと膿腫が大きくなって お腹の子を圧迫するかもしれない」

の一言が 手術を決意させた


妊娠5ヶ月目の安定期に 妊娠中 手術をした

25歳の事でした


手術は上手くいき 高熱の原因は取り除いたはずなのに

出産まで、それからも何度も腎盂炎による高熱を繰り返し 入退院を繰り返した



だから・・・

むすめが 無事生まれてくれたとき・・・どんなにありがたかったか・・・


存在してくれるそのことだけで・・・何もいらないはずだった

大切で 大切で・・・





なのに・・・私は 娘の望んだ母にはなれなかった

子供が子供を生んだような、しょっちゅう泣いている弱い私は

娘の求めていた愛のかたちを 与えてやる事ができず・・・娘は 迷子になった



愛を 求めて さまよった

くるしい くるしい 日々だっただろう


娘が 雑踏の中出会った黒猫に 『あい』という名をつけたのは

もちろん、その仔が 愛に包まれるようにとの想いからだけれど



娘が ずっと 求めてやまないものが 愛だったからだとおもう


最後の大きなピースが見つからないで持ち歩いていたジグソーパズルが

あいちゃんに出会えて 完成したのじゃないかと思う


餓鬼のように 愛を求めて彷徨った娘が はじめて 満たされる事を知った

そうなって はじめて 自分の周りにある多くの愛にも 安心できたのではないだろうか


多くの愛に包まれたのは・・・むすめだ

だから・・・


わたしは


あいちゃんに どんだけお礼を言っても

足らない



わたしが出来なかったことを・・・・・・ 

溢れるほどの絶対的な愛を 娘に降り注いでくれたから・・・


あいちゃん・・・ありがとう・・・



そして、もし かなうなら


ずっと・・・ずっと・・・娘の傍にいてやって

親の 愚かな自分勝手なお願いだけれど・・・


むすめを よろしくお願いします。





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コメント一覧

可南
http://happy.ap.teacup.com/kanan/
>うちのクロは甘えん坊さま

過大すぎるお褒めの言葉、ありがとうございます。
いい加減で、怠け者な私・・・はずかしいです。

でも、個人的な私の日々の思いを そんなふうに捉えていただけ・・・有難い限りです。

>ai様

ありがとうございます!
わたしも 祈っています。あいちゃんが いつも 娘の傍にいてくれること・・・ずっとずっと。


>チビタまま様

私も、そう思っています。

セリも、あいも、生まれてくれて
ほんとうに 良かった・・・
出会ってくれて・・・ほんとうに 良かったと

>よっし~様

そうだと、いいですね。
本当に そうだといい・・・心から 思います。

>理恵子FUU様

訪ねてくださって ありがとうございます。
風吹ちゃんが亡くなって まだ半年もたっていないのですね。
まだ、まだ御辛いでしょう・・・
なのに、あいの分まで お線香を立ててくださって、本当にありがとうございました。


>クロ吉さま

愛って難しいですよね
望む相手から、望んだやり方で、欲しい量だけ 与えられないと 満たされない。

親も、子供も、せつないです。
立場みたいなものに囚われて 素直になれない
お互いを ただの人間として認め、愛せたら、いいのにね・・・





クロ吉
お母さん、私もセリさんと同じような経験をして生きてきました。

愛が欲しくて欲しくて、認めてほしくていつも心が寒くてひもじくて仕方ありませんでした。

私もそんなとき、クロネコちゃんに会いました。
最後までみとってあげることはできず、まるであいちゃんにその子の姿を見ていました。

きっと、親も大変なんでしょうね。
かなり前に、両親を許せました。

最期は私が私をありのまま認めてあげたらいいですね。

お母さんのお人形は動物さんが、人間を癒しているのが多いですね^^とっても優しいですね。
涙があふれてきます。
理恵子FUU
セリさんのブログから、参りました。初めまして。
可南さんの暖かさが とても身にしみます。

つちびとさんたにち、実際にお会いしたくなりました。

昨日、うちの7月に亡くなった風吹(そのときmixiでセリさんにあたたかいお言葉をいただき 感謝しています)のお参りの際、
御線香をあいちゃんの分も、立てさせていただきました。

セリさんを見守る可南さんの
愛情とともに
あいちゃんも
セリさんも
旦那さまも
ビー君も
ぴょんちゃんも
ひなちゃんも

そして・・・

世界中の いきものが
愛に包まれますように...
よっし~
大丈夫

きっと、あいちゃんはセリさんと同化をして

いつまでもセリさんの中に生きつづけて

いてくれると思います。

そして、同時にきっと、可南さんのことも

見続けていてくれると思います。

“ありがとう”という気持ちを込めて
チビタmama 会社のPC~
子どもは愛を求め彷徨していても、時として親から一方的に絶対的な愛を注がれたら、とても重苦しく逃げ出したくなることがあると思います。

だから親以外の誰かと出会い、それが注がれ、また注ぎ返すことができたのはとても幸せなことだと思うし、そういう出会いがあったことは大事な宝物です。

そしてその出会いがセリさんの本やブログによって
表現され、それに出会った他の人に感動を与える。
いわば宝物の手渡し。凄いなあと思う。

でも、セリさんがあいちゃんを守り、可南さんがせりさんとあいちゃんを見守った5年間。

見守るってことも一方的ではない「絶対的な愛」ですよね。

生まれてくれて良かった。
出会ってくれてよかった。

あいちゃん。セリさん。そして可南さん。
そして皆さんに カンパイ。






ai
「ココニ イルヨ」そうまちがいなくあいちゃんの声がつちびとから聞こえましたよ・・
あいちゃんは これからもずっとセリさんを見守ってくれると思います
うちのクロは甘えん坊
ねこって不思議な存在ですね...うちの愛子は十年前にベランダに寄り付きえさをやるうちに家のなかへ,というよくあるご縁のこでしたが間もなく二匹のこを(少ない!)生みました。ところが二年前の朝の事いつも寝ている高いところで眠っているとしか見えない様子で・・・前の晩には三匹でカリカリを何時ものように食べて遊んでいたのに。どうして?

同じ呼び名のあいちゃんは、きっと「そろそろ行こうとおもうのよ~だからみていてちょうだいなのよ~」と大好きなパパとママと大ママにお世話をまかせきってくれたのでした。それにつけ愛子は?

私にとって可南さんの言葉の中にある思いの深さが痛みをともないながらの学びとなります。
厳しく高いハードルを課題にして挑んでいく姿勢が、
団塊おばさんの自分に活をくれています。青い鳥は近くにいたことにお嬢様が気がついてくださり!!うれしいです。我が家の‘77生まれはまだまだのようで・・・。
                                      
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