命のかたち心のかたち つちびと 可南'Sギャラリー

新作の誕生秘話


化粧泥を塗って・・さらにイメージのはっきりしてきた新作の猫と少女




たとえば・・この子の制作経緯を書くことで

私が新作のつちびとを作り始めるきっかけや


制作途中で・・変化していく様子をブログの向こうにいる方達にも少しイメージしていただけたらと・・


今日は書いてみました







この子猫と少女のつちびとを作るきっかけは


お野菜をいっぱい食べれるランチのあるカフェに私が行っていた時のこと


普段のゆとりのない生活で心も体も音をあげそうになったときに


自分の緊張をほぐしに行っていたのですが


とてもかわいらしい子供と若いお父さんお母さんもランチにやってきて



その女の子の愛らしさに・・・私は自分のランチを食べながら、幸せな気分で眺めていたのですが



その家族のところにランチが運ばれてきたとき・・お母さんは、お料理の写真をまず撮りはじめて



お父さんの分のお料理も並べて何枚も何枚もシャッターを押して


その様子に・・いまどきだなあ・・と思いながらも



すぐには食べさせてもらえない子供は・・スプーンをもって、イスから立ち上がろうとしたりしていて



おこっちないかなあと・・他人ごとなのに心穏やかでなかった私がいました




ただ・・それだけのことなのです




その出来事から何週間か経って・・


私は・・記憶に残っている女の子をつちびとに作り始めました



そして・・その子のつちびとがある程度出来上がったとき


この子をどんな形でおさめようかと悩み始めました



彼女が手にスプーンをもっていることは最初から決まっていました



でも・・相手が決まらない



一人のまま・・しばらくその作品は制作を中断していたのですが




ある朝・・降りてきたのです



子猫と一緒に食事をさせよう・・と











食べること・・それはとても大切なことです



何匹かの看取った猫や犬・・そして母



今日は食べてくれた!・・そのことが、どれほど私の心を軽くしてくれたことか





そして・・・ほとんどの食事を一人で食べる今の私の生活




ああ・・なんだろう




いろんな想いが重なって混ざり合って






こんな言葉とつちびとが生まれたのでしょうね



「だれかと食べたあたたかな記憶よ

    いつか来る 独りの日々の彩りとなれ」








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★新春の個展のお知らせ★


可南つちびと展 「はらはらと ヒカリ降る」 

2017年4月1日(土)~4月15日(土)

AM11:00~PM6:00


kanansgallery@infoseek.jpまでDMご希望の方は 郵便番号、住所、お名前と共にDM希望と書いてご連絡ください









★4月9日(日) 『アルルカン・ヴォイスシアター 多摩川物語』

出演 ドリアン助川・ピクルス田村・大島葉子

17時半開場、18時開演

入場料 \3500(ライブ終了後、懇親会+軽食)

予約制 定員50名 入場ご希望の方は お名前と連絡先と共に ぎゃらりいホンダまでお申し込みください

平日と土曜 TEL 072-278-3381(9時~18時) or
          メールhonkan0811@yahoo.co.jp
         
日、祝   メールのみhonkan0811@yahoo.co.jp



★ 4月2日 ピクニックイベント 可南と一緒に陶荒田神社に行こう


kanansgallery@infoseek.jpまで 郵便番号、住所、お名前とともに4月2日のピクニック希望と書いてご連絡ください



お返事

あきたこまちさん、独り占めしてほしかったで~す(笑)でも・・いつかお会いできたらうれしいです


倖さん、期間中のお休みの日の予定いっぱいなのですね。残念です。それ以外の土日は・・最終日の土曜日15日しかないですものね・・生で『命のだんご』見ていただきたかったなあ


よっし~さん、別のイベントに参加していただけるのですもの十分です・・お気を使わせてごめんなさいね

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コメント一覧

よっし~
“想いが繋がる” そんな感じがしますね。
ちび
河南さん
ほんとにそうですね・・・。
わたしの父も、十九歳で亡くなったちびも、亡くなる直前まで例え一口でも一生懸命に食べてくれた姿を見て泣きながら喜んだわたしを思い出しました。
突然母を亡くした三十年来の友人に、ショックで食欲がなく食べたくない、食べる気が起こらないと言われたとき、わたしは言いました。
「食べることは生きること」だと。
生きるために食べなきゃと精一杯の手料理を作りました。
それ以来、わたしの言葉を胸に、今は自身の闘病中ですが、がんばって食べて前向きに生きています。
だから余計にこのかわいい新作と河南さんのエピソードがが心に響きました。
ぜひ本物を間近で拝見したいです。

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