F1は激動の2007年を終え、オフシーズンだが、毎日のように新しいニュースが飛び込んできます。
同じ様な内容のニュースも多いので、ちょっと整理して見てみます。
Williamsの正式ドライバーにKazuki Nakajima。
やはり日本では大きなニュースになってます。
何と言っても「日本人初フルタイムF1ドライバー・中嶋悟」の息子。
F1界にはJr.(ジュニア)というのは多い。
F1は世襲制ではないが、「コネ」が効く世界…。
チームメイトのNico RosbergもF1ワールドチャンピオン・Keke Rosbergの息子だ。
金もかかるし、腕もいる。さらにコネがなけりゃF1には乗れません。
また、Williamsの現時点でのエンジンサプライヤーは「Toyota」というところも日本人ドライバー起用に作用したと思われる。
ちなみに2007年度ドライバーズ・チャンピオンシップで13ポイントをあげ、11位だったAlex Wurzは追い出された形。
彼はル・マンシリーズへの参戦に意欲を見せている。
Kazuki Nakajimaは既に2007年最終戦ブラジルGPで10位リザルトという「結果」を出している。
オーストラリアGPの開催地について
2007年度開幕戦の舞台だったオーストラリアGPの開催地Albertpark Circuit。
メルボルンの公道を利用したサーキットだが、どうにも財政難らしい。
2010年までの契約をしているらしいが、損失額が膨らむ一方で自治体の支援も弱腰。
F1界のドン、Bernie Ecclestoneが同国内で代わりになる開催地を模索しているようだ。
ちなみに2006年のオーストラリアGPは3,460万ドルもの損失が出た模様。
50億円近くの赤字かぁ…そりゃやりたくなくなるかもね…。
トヨタvsBMW、GP2王者の奪い合い勃発。
Toyota Racingは既にRalf Schumacherが脱退することが決まっている為、2008年シーズンに向けて正ドライバーは補充しなければならない。
そこで、白羽の矢が向けられたのが、2007年GP2チャンピオンのTimo Glockというドイツ人ドライバー。
GP2はF1の下位レースで、前年度・2006年のチャンピオンは「あの」Lewis Hamiltonだ。
ちなみにその前、2005年のチャンピオンはWilliamsのNico Rosberg。
GP2はF1への登竜門なのだ。
当然、2007年度GP2チャンピオンのTimo GlockもF1への昇格の権利がある。
そこに目をつけたのが、「世界のToyota」。
しかしながら、Timo Glockは2007年からBMWのテストドライバーとして契約してしまっている。
BMWは2008年シーズンを現行のNick Heidfeld(2007年ランキング5位)とRobert Kubica(同6位)の残留で決まっているらしく、BMWでのTimo Glockはあくまでもテストドライバーのままなのだ。
しかし、Toyota RacingはTimo Glockに対し、正ドライバーとしての契約を提示(既に契約済みらしい)。
Timo Glockにしてみれば、コンストラクターズランキング2位のBMWの裏方テストドライバーより、同6位でもToyota Racingの正ドライバーの方が良いんじゃない?
BMWはTimo Glockにテストドライバーとしての地位を提供できない上に、Toyota Racingへの移籍には渋っている。
ま、BMWにしてみれば、せっかく手に入れた「金の卵」を手放したくない。
この決着は契約承認委員会(CRB)に委ねられているとのこと(どこの委員会?)
Fernando Alonsoの移籍問題はさらに続く。
2008年シーズンに向けてのF1界最大のトピックス、Fernando Alonso移籍問題。
既にMcLaren Mercedesからの脱退は認められた(違約金無しの痛み分け裁定)。
今はフリーランスとなった2005年・2006年F1ワールドチャンピオンFernando Alonso。
当初は、Renaultだ、Williamsだ、Toyotaだのいろいろなチームの名前が上がっていたが、ここに来て有力情報として古巣Renaultという話が出ている。
2005年・2006年とFernando Alonsoを擁しドライバーズ&コンストラクターズのチャンピオンだったRenaultも2007年はBMWにも劣る3位(実質的には4位)に終わっている。
さらに最終的にはFerrariに行きたいと願っているFernando Alonsoに対し、Renaultは複数年契約を迫っているらしい。
劣勢のチーム力と複数年契約がFernando Alonsoを悩ませている。
しかし、ここに来て、どうしてもFernando Alonsoで復活したいRenaultは、2008年のチーム力(主にマシンパッケージ)が今シーズンのように劣っていた場合、Fernando Alonsoが2009年以降、チームを離れても良いという条項を契約に盛り込む妥協案を出そうとしている。
Fernando Alonsoとしても「Ferrari」という名誉も魅力的だが、狙いは「ワールドチャンピオン」だろうからRenaultがそれ相応の競争力を示すことが出来るならば納得出来るのでないだろうか。
ちなみに現在のRenaultのドライバーであるHeikki Kovalainenは、Fernando Alonsoの代わりにMcLaren Mercedesに移籍するとの情報が流れている。
また、Giancarlo FisichellaはRenaultから「来期のシートはないよ」と告げられているらしい…可哀想…。
で、Fernando AlonsoがRenaultに入ると、チームメイトは誰かと言うと…またまた2世ドライバーのNelson Angelo Piquet、つまり、Nelson Piquet Jr.らしい。彼は現在、Renaultのテストドライバーだ。
RenaultはFernando Alonsoの移籍に2年9,000万ドル(102億円?)を用意しているようだ。
Michael Schumacherの近況
2006年シーズンでF1ドライバーを引退したMichael Schumacherだが、相変わらず注目を集め、彼の行動はニュースになる。
Michael Schumacherは11月5日に2輪最高峰MotoGPのチャンピオンマシン、DucatiのGPマシンをドライブした。
F1チャンピオンは2輪に乗せてもメチャクチャ速い。
Michael Schumacherにとっては「お遊び」の部類に入るイベントだが、現役MotoGPライダーのファステストラップから僅か5秒遅れのタイムを叩き出した。
さすが「神に選ばれし者」。何でもできるのね…。
さらにMichael Schumacherは11月13日・14日にバルセロナで行われるF1合同テストで2007年チャンピオンマシン「Ferrari F2007」をドライブする。
このテスト参加の背景は、2008年からレギュレーションが変更され、「トラクションコントロール全面禁止」となることから、元々トラクションコントロールを装備していない時代のF1を知っているMichael Schumacherの経験がマシン開発に生かされるとされているからだ。
Michael SchumacherはF1ドライバーは引退したが、Scuderia Ferrari Marlboroチームにはスーパーアドバイザーとかテクニカルアドバイザーとして「在籍」しているから当たり前か。
ま、ギャラは破格だろうから何回もお願い出来ないな。
Michael SchumacherにはMcLaren Mercedesでの復活説というものも流れたが、Michael Schumacherのマネージャーは「有り得ない、馬鹿げている」と吹き飛ばした。
ま、確かに有り得ないし、Michael Schumacherファンのワタクシも望んでいない。
ちなみにちょっと前にMichael Schumacherの収入についての記事もあった。
既にF1ドライバーを引退しているにも関わらず、彼の年収は3,600万ドル(約41億円)。
スポンサーシップ契約のみでほとんどの現役F1ドライバーを凌駕する収入だ。
とりあえず、こんなもんでしょうか。
今後もF1オフシーズンに注目していきます
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同じ様な内容のニュースも多いので、ちょっと整理して見てみます。
Williamsの正式ドライバーにKazuki Nakajima。
やはり日本では大きなニュースになってます。
何と言っても「日本人初フルタイムF1ドライバー・中嶋悟」の息子。
F1界にはJr.(ジュニア)というのは多い。
F1は世襲制ではないが、「コネ」が効く世界…。
チームメイトのNico RosbergもF1ワールドチャンピオン・Keke Rosbergの息子だ。
金もかかるし、腕もいる。さらにコネがなけりゃF1には乗れません。
また、Williamsの現時点でのエンジンサプライヤーは「Toyota」というところも日本人ドライバー起用に作用したと思われる。
ちなみに2007年度ドライバーズ・チャンピオンシップで13ポイントをあげ、11位だったAlex Wurzは追い出された形。
彼はル・マンシリーズへの参戦に意欲を見せている。
Kazuki Nakajimaは既に2007年最終戦ブラジルGPで10位リザルトという「結果」を出している。
オーストラリアGPの開催地について
2007年度開幕戦の舞台だったオーストラリアGPの開催地Albertpark Circuit。
メルボルンの公道を利用したサーキットだが、どうにも財政難らしい。
2010年までの契約をしているらしいが、損失額が膨らむ一方で自治体の支援も弱腰。
F1界のドン、Bernie Ecclestoneが同国内で代わりになる開催地を模索しているようだ。
ちなみに2006年のオーストラリアGPは3,460万ドルもの損失が出た模様。
50億円近くの赤字かぁ…そりゃやりたくなくなるかもね…。
トヨタvsBMW、GP2王者の奪い合い勃発。
Toyota Racingは既にRalf Schumacherが脱退することが決まっている為、2008年シーズンに向けて正ドライバーは補充しなければならない。
そこで、白羽の矢が向けられたのが、2007年GP2チャンピオンのTimo Glockというドイツ人ドライバー。
GP2はF1の下位レースで、前年度・2006年のチャンピオンは「あの」Lewis Hamiltonだ。
ちなみにその前、2005年のチャンピオンはWilliamsのNico Rosberg。
GP2はF1への登竜門なのだ。
当然、2007年度GP2チャンピオンのTimo GlockもF1への昇格の権利がある。
そこに目をつけたのが、「世界のToyota」。
しかしながら、Timo Glockは2007年からBMWのテストドライバーとして契約してしまっている。
BMWは2008年シーズンを現行のNick Heidfeld(2007年ランキング5位)とRobert Kubica(同6位)の残留で決まっているらしく、BMWでのTimo Glockはあくまでもテストドライバーのままなのだ。
しかし、Toyota RacingはTimo Glockに対し、正ドライバーとしての契約を提示(既に契約済みらしい)。
Timo Glockにしてみれば、コンストラクターズランキング2位のBMWの裏方テストドライバーより、同6位でもToyota Racingの正ドライバーの方が良いんじゃない?
BMWはTimo Glockにテストドライバーとしての地位を提供できない上に、Toyota Racingへの移籍には渋っている。
ま、BMWにしてみれば、せっかく手に入れた「金の卵」を手放したくない。
この決着は契約承認委員会(CRB)に委ねられているとのこと(どこの委員会?)
Fernando Alonsoの移籍問題はさらに続く。
2008年シーズンに向けてのF1界最大のトピックス、Fernando Alonso移籍問題。
既にMcLaren Mercedesからの脱退は認められた(違約金無しの痛み分け裁定)。
今はフリーランスとなった2005年・2006年F1ワールドチャンピオンFernando Alonso。
当初は、Renaultだ、Williamsだ、Toyotaだのいろいろなチームの名前が上がっていたが、ここに来て有力情報として古巣Renaultという話が出ている。
2005年・2006年とFernando Alonsoを擁しドライバーズ&コンストラクターズのチャンピオンだったRenaultも2007年はBMWにも劣る3位(実質的には4位)に終わっている。
さらに最終的にはFerrariに行きたいと願っているFernando Alonsoに対し、Renaultは複数年契約を迫っているらしい。
劣勢のチーム力と複数年契約がFernando Alonsoを悩ませている。
しかし、ここに来て、どうしてもFernando Alonsoで復活したいRenaultは、2008年のチーム力(主にマシンパッケージ)が今シーズンのように劣っていた場合、Fernando Alonsoが2009年以降、チームを離れても良いという条項を契約に盛り込む妥協案を出そうとしている。
Fernando Alonsoとしても「Ferrari」という名誉も魅力的だが、狙いは「ワールドチャンピオン」だろうからRenaultがそれ相応の競争力を示すことが出来るならば納得出来るのでないだろうか。
ちなみに現在のRenaultのドライバーであるHeikki Kovalainenは、Fernando Alonsoの代わりにMcLaren Mercedesに移籍するとの情報が流れている。
また、Giancarlo FisichellaはRenaultから「来期のシートはないよ」と告げられているらしい…可哀想…。
で、Fernando AlonsoがRenaultに入ると、チームメイトは誰かと言うと…またまた2世ドライバーのNelson Angelo Piquet、つまり、Nelson Piquet Jr.らしい。彼は現在、Renaultのテストドライバーだ。
RenaultはFernando Alonsoの移籍に2年9,000万ドル(102億円?)を用意しているようだ。
Michael Schumacherの近況
2006年シーズンでF1ドライバーを引退したMichael Schumacherだが、相変わらず注目を集め、彼の行動はニュースになる。
Michael Schumacherは11月5日に2輪最高峰MotoGPのチャンピオンマシン、DucatiのGPマシンをドライブした。
F1チャンピオンは2輪に乗せてもメチャクチャ速い。
Michael Schumacherにとっては「お遊び」の部類に入るイベントだが、現役MotoGPライダーのファステストラップから僅か5秒遅れのタイムを叩き出した。
さすが「神に選ばれし者」。何でもできるのね…。
さらにMichael Schumacherは11月13日・14日にバルセロナで行われるF1合同テストで2007年チャンピオンマシン「Ferrari F2007」をドライブする。
このテスト参加の背景は、2008年からレギュレーションが変更され、「トラクションコントロール全面禁止」となることから、元々トラクションコントロールを装備していない時代のF1を知っているMichael Schumacherの経験がマシン開発に生かされるとされているからだ。
Michael SchumacherはF1ドライバーは引退したが、Scuderia Ferrari Marlboroチームにはスーパーアドバイザーとかテクニカルアドバイザーとして「在籍」しているから当たり前か。
ま、ギャラは破格だろうから何回もお願い出来ないな。
Michael SchumacherにはMcLaren Mercedesでの復活説というものも流れたが、Michael Schumacherのマネージャーは「有り得ない、馬鹿げている」と吹き飛ばした。
ま、確かに有り得ないし、Michael Schumacherファンのワタクシも望んでいない。
ちなみにちょっと前にMichael Schumacherの収入についての記事もあった。
既にF1ドライバーを引退しているにも関わらず、彼の年収は3,600万ドル(約41億円)。
スポンサーシップ契約のみでほとんどの現役F1ドライバーを凌駕する収入だ。
とりあえず、こんなもんでしょうか。
今後もF1オフシーズンに注目していきます
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最終戦に出たときは、来季のシートが決まっているワケではない。という状況でしたけど、やりましたよね(/´∇`)/
ウィリアムズは2世ライバル対決で、来季が楽しみです。
2世の二人が競い合うとこ楽しみです~(v^ー°)
ウィリアムズは来期マシンFW30を早期に開発し、今期のように開発遅れにならないようにする、というニュースもありました。
来期はさらに戦闘力を上げて来ます。
トヨタとのパートナーシップも2年目に入り、熟成度も上がるでしょう。
日本人ドライバーが乗るマシンでは最も信頼性があるマシンとなるだけに期待も大きいですね。
しかも来期は2世ドライバーが増える感じ…。
Nakajima Jr.にRosberg Jr.、さらにPiquet Jr.と…
何かと楽しみですね