お手軽補正。

タオルをこんな風に折って、肌着の上にサージカルテープで
留める、というやり方でした。
冬場は何となく暖かいし、私の場合は
ほどよく上半身に厚みが出て、良かったのですが、
着るたびにテープで留めるのが、不器用な私には
手間取って

ずれたり落ちやすかったりなど、やや不安定なのも気になって。
そんな折、着物友KKさんがコメント欄で教えてくださったのが
襦袢の上からキャミソールという斬新な方法。
でもこれ、お若い方の間で流行っているんですって。
前回の着姿は

その方法を採用しています。
キャミソールは

こんなような短い丈で、
ストラップがなければチューブトップに見えるもの。
「すっきり見せ」とか「着やせ」とか、もっと直截的に
「胸おさえ」といった名称で、ネット通販で買えます。
ホールド力が強いので、襦袢の上に着ると、補整とともに
伊達締めの役割も果たしてくれるというわけ。
イメージとしては

まあ、こんな感じです。
伸縮性がかなりあるので、慣れないと着るときに
ちょっと抵抗があります。
ちなみに、脱ぐときは私の場合、ストラップを肩から外し、
そのまま下へおろし、足から外す方がラクです。
私はさらに

襦袢とキャミの間に、こうして三角に畳んだ
ハンドタオルを入れています。
先程の、襦袢の写真を使うと

こんな感じになります。
キャミソールの上辺がちょうどよい「ポケット」のようになり
テープも紐も不要でポンと入れられて、手軽です。
ただ、この場合は
襦袢と長着の間に
補整(タオル)が入るので、
特に長着の生地が薄いと、横から見たとき違和感があるのでは、と
思います。ひびくかも知れないし。
1.補整なし
2.タオルを折って貼り付ける補整
3.キャミソールの補整
を比べてみます。

着物も撮影条件も同一ではないので、参考程度ですが
まあ、1に比べれば2、3の方が幸多そうに

気になるのは

今回の補整パターン、赤い丸で囲った部分。
2.では多少入っていた補整が、3.では入っておらず
かつ、伸縮性のある生地でおさえているので、
帯上のボリュームがなくなっています。
この部分にもタオルを入れるなりして、補整が必要そうです。
なお、このホールド力の強いキャミは
衣紋抜き(の位置を維持する)の役割もあるのですが、
こちらは多少、時間とともに詰まってくるものの、
オーソドックスな伊達締めとあまり変わらないかな…。
消耗品なので、徐々にホールド力が落ちてくるかとも思います。
ただ、ホールドしている面積が伊達締めより広い分、
締め付け感はなく、着ていて楽ではあります。
いろいろ試しているうち、すでに、ウエストベルトなどのベルト系、
紐系が嫌になってきたワタシ

冬はしばらく、この方法で様子をみてみようかな、と思っています。