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鴨の日記

気長にのんびりと・・・。

関東字体と関西字体  其の二

2010年05月01日 | 麻雀
 今回のレポは、
◎関西字体が主流になった訳

 昔、牌の背が竹だった頃は関東字体の牌が主流で、
関西字体よりも関東字体のほうが多かったのではないのでしょうか?
少なくとも私は、関西字体の竹背牌よりも、
関東字体の竹背牌を見ることのほうが多いです。
 そして、ユリア樹脂が使われるようになり、背も竹でなくなっても
関東字体はまだまだ多く用いられていました・・・。
 しかし、現在では関東字体を殆ど見ません。昔は関東字体だった麻雀牌も、
いつしか関西字体にフォントが変わってしまいました・・・。
(任天堂の重量、特重やミズノ丸一のひまわりetc)
全自動卓用の牌も関西字体しか見たことがありません・・・。
一体何故でしょう?

「全自動麻雀卓用の牌は関西字体しか見たことがありませんが、
関西字体が関東字体よりも優れている点があるのでしょうか?」


麻雀博物館の回答は、
「手彫り業者さんは関東・関西それぞれにありました。
大阪にも数多くの手彫り職人さんがいらっしゃいました。
関西地域では、大阪在住の職人さんのリーダー的存在の方が彫っていた書体を伝統的に継承されていたそうです。
その大阪書体は、麻雀牌が機械彫りになってからも使用されました。
現在和歌山県にある大洋化学さんの工場が全自動卓用麻雀牌の製造を一手に引き受けています。
書体が画一化されたのはこういう背景からだと思われます。」

でした。
*原文では「~背景体と思われます。」と誤変換(?)があったので推量して
 「~背景からだと思われます。」としました。

 つまり、どうやら原因は大洋化学にありそうです。確かに現在は、ミズノ丸一も任天堂も麻王印も麻雀牌の生産はしていないみたいです。
 では、何故関西字体の型が採用されたのでしょうか?
それは、第一の理由として、工場が和歌山にあること。
第二の理由として、関西字体は関東字体と違って統一性があること。
(関東字体は、製造元によって微妙に異なるが、関西字体は一通りしかない)
それにより、型を作成するコストが抑えられること。
これらが理由として考えられるのではないでしょうか。
 
 因みに、いつ頃から関西字体が主流になったのかをお尋ねしたところ、
回答はありませんでしたが、上の回答から推察するに、全自動卓の普及に伴い
主流になっていったのではないのでしょうか。

今回は、前回よりも文章のボリュームがありましたね。(笑)
私自身は、角ばった関西字体よりも優雅な関東字体が好きなので、正直なところ
寂しい思いです。関東字体の全自動卓用麻雀牌が登場ないかな・・・。

次回は、弓矢發が主流な訳 です。

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