【新刊】『仮面師は微笑(わら)う ～レプリカ・アリス～』発売中です！

７月に出ていたのですが、長らくAmazonに書影が上がらず、お知らせするのを見送っておりました……

やっとupされたので、晴れてお知らせ

鷹守諫也『仮面師は微笑(わら)う ～レプリカ・アリス～』



仮面で覆う人々の悲哀……
謎に包まれて仮面師は微笑む

“迷宮都市”で人々は仮面をつける。別の『顔』で覆い、自らの素顔を隠す。そんな『顔』を提供する者は、仮面師と呼ばれ、人々と一線を画していた。そのなかで最高の技量を持つと言われている仮面師レイヴンにある日、裕福な資産家から妙な依頼がくる。火事から生還したものの、姿を消してしまった娘「アリス」の捜索だ。彼女はレイヴンの作った仮面をつけていたが、その仮面の下の本当の顔とは…!?

鷹守諫也『仮面師は微笑(わら)う ～レプリカ・アリス～』



こちらは原名義である鷹守諫也の作品となります。
レーベルはコスミック出版様の新レーベル、コスミック文庫αとなります。
第２回配本です。

※TLではありません。
※ほんのちょっぴりBLぽいところもありますが、BLでもありません（笑）。

ジャンルとしては、ファンタジィとミステリの中間にSF風のスパイスをさっと振りかけたような感じでしょうか。
ちょっと分類が難しいんですよね…。
今回出していただいたコスミック文庫αというレーベルのコンセプトは、ライトミステリ(キャラクターミステリ)なので、いちおうミステリィということで！

あ、怖い話ではないですよ！
「仮面」をめぐって交錯する人々の届かぬ想い…みたいな、切ない系のお話です。

恋愛要素は薄めですが、根底に流れているのは「愛」なのです。
あえて臆面もなく言います。
「愛」です！！！

モチーフとして『不思議の国のアリス』用いておりまして、『アリス』の登場人物と同じ名前のキャラが登場します。
だいぶアレンジしてありますが。

こちらは1999年に新書館様から発行していただいた『Tears Roll Down ティアーズ・ロール・ダウン 1』を全面改稿し、新たに書き下ろしを加えたものになります。
書き下ろしはかなりボリュームがありますので、旧版をお読みの方にも楽しんでいただけると思います！

主人公はつねに黒衣をまとう美貌の青年・仮面師レイヴン。
そして、彼を守る忠実なる従者、グリフォン。

このふたりを主軸に、身元不明の少女アリス、パンク少年チェシャ猫、主治医ドードーなどが、それぞれの想いを胸にかかわってきます。

舞台は〈地獄〉、〈煉獄〉、〈楽園〉という三つの街区に別れた〈迷宮都市〉(ラビリントス)。
美しさと醜悪さが渾然一体となった世界です。


今回、表紙を描いてくださったのは旭炬先生です！
なんと麗しいレイヴン…！
我がキャラながら惚れ直しました～

表紙には小さく『Tears Roll Down NEO』と入っております。
これは編集さんが私の希望を汲んでくださったもので、大変感謝しております。
もともとのタイトルにも非常に思い入れがあるのですよ～。
横文字はわかりづらいだろうということで今回は変えましたが、どこかに残したかったので、願いが叶って嬉しいです

鷹守諫也『仮面師は微笑(わら)う ～レプリカ・アリス～』

楽しんでいただけたら嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします！