乳がんが見つかった妻と家族の物語

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2018/8/27(月)さくらももこさん

2018-08-28 06:57:51 | 日記
夕方息子を迎えにいき、昨日作ったカレーライスを二人で食べて、妻の帰りを待っていた。
外は雷が鳴り、フラッシュを浴びる謝罪の記者会見のように光り続けていた。
NHKニュースの速報が流れ、
さくらももこさんの死を伝えた。
53歳。
ネットニュースでは、さくらももこ事務所が、死因は乳がんであると発表したことも報じていた。

しかし、それだけだった。

乳がんで、53歳で亡くなった。

普通の人は、それでいいのかもしれない。
しかし乳がんと闘う人や、その家族は、もっと知りたい。

乳がんと闘った人なら、わかるのではないか。
その過程を知ってもらうことが、不安と闘う、その他の患者のためになると。

乳がんの妻を持つ夫の勝手な言い分でした。

ご冥福をお祈りいたします。

2018/8/25(土)小児眼科

2018-08-27 17:22:38 | 日記
息子の身体のことで心配する機会(超未熟児で生まれたことを思い出すこと)はすっかり減ったが、定期的に検査に行く病院がある、

ひとつが大学病院で、もうひとつが、小児眼科だ。

超未熟児は、体のいろんなところが発達途中にお腹の中から出てくる。特に目の発達に影響がでやすく、息子はNICUに入院中、未熟児網膜症による網膜剥離を防ぐためにレーザーを眼球に打った。

その後、ちゃんと視力が上がってきているかを定期的に検査している。

最初は大学病院で検査していたが、担当医が転院したと言われ紹介されたのが、今通っている小児眼科だ。もうかれこれ3年以上通っている。

この小児眼科。とにかく混む。
予約が取りづらいことでも有名だ。

受診月の2カ月の月初め、時計の針が12時を回った瞬間から、ネットでの予約を受付が始まるが、なかなか接続できない状態が続く。やっとつながったと思うとすでに空きがなかったりする。

この2年、予約のタイミングが元日に重なるため、この予約を取り終えないと、年を越せない。
夫婦でスマホとパソコンを駆使して予約サイトにアクセスする。

睡魔と戦いながら、どちらが、早く予約を取れるか、妻との競争はゲーム感覚なしにはやっていられない。そして常に私が勝利を収めている。

今日は私が6月1日の未明の戦いに勝利して獲得した予約の日。ターミナル駅から、土曜日の朝の歓楽街独特の臭いを抜けたところに、その小児眼科はある。建物も古く、小児眼科というよりは、性病患者がこっそり通う泌尿器科といった感じ。夏休みということもあってか、いつも以上に混んでおり、10人も座れば満席の待合室では収まりきれず、玄関の外で待つ親子も。


先生は70歳近いと見られる女性。子どもの高さに合わせて診察するためか少し背中が丸くなっている。集中力の続かないこどもたちを相手に、あの手この手で関心をひきつけながら、検査を進める。

我が家のように、この小児眼科を頼りにしている親子は多い。もっとこういう先生が、たくさん増えて、子どもが、通いやすいきれいな病院になると嬉しいのだが。