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戦場ヶ原を歩く

2021-09-15 15:35:58 | 日記

7月26日(月)

かつて戦場ヶ原を数回歩いた事があるが、どうでも良いおまけのような、主たる山のついでの気持ちで歩いていた。歳を経ていつ歩けなくなってもおかしくない年齢になり、楽しんで歩こうと思う気持ちで歩きました。宿で作っていただいたお弁当を持って、昨日主人が行かなかった湯滝にバスで行ってから歩く事にしました

本日の歩いたコースを黄色で示してみました。

湯元からバスで「湯滝入口」まで行き、歩きはじめました。

昨日私は急な階段状の坂を歩きましたが、今日はバス停から緩やかな舗装道路を数分歩くだけでした

豪快で素晴らしい滝を主人も見る事が出来て良かったと思いました

右の階段を登れば昨日私が降りてきた湯の湖との分岐にでます。

「小滝を経て赤沼」の標識に従います。小滝は少しコースから外れるので行かなかった

木道が敷かれた湯川歩道を歩きます

下を流れる川は湯の湖から流れ出ている湯川です

戦場ヶ原と言う地名は、山の神がこの湿原を舞台に争いをくりひろげたと言う伝説に由来しているそうです

クマよけの鈴が数か所ありました。記念に鳴らしてみます

歩行者をカウントしているようです。尾瀬にもありましたね。

木道は一旦終わりましたが歩きやすい山道です

(途中の小滝には寄らないで)泉門池に着きました。立派な休憩所があります

この池はかって約1mも水位が高く広い池であったそうです。冬に海を渡って来るマガモですが、奥日光では一年中住み着いて繁殖しているそうですが今日は見る事が出来ませんでした

お花の時期は終わり名残の花が少し咲いていました。オニユリ

ノアザミ

ピンボケですがとても紫色が綺麗でした

ホサキシモツケ

左が太郎山、右が男体山、中央が大真名子山でしょうか?

奥日光自然歩道は森林、湖畔、湿原などを歩きながら、美しい自然や自然の仕組みを充分観察できる素晴らしい歩道です

湯川を何度も橋で渡ります

自然の大木がそのままに残されています

男体山(2486m)の展望台です。男体山は急登が続く厳しい山です。苦い思い出の山でもあります。

戦場ヶ原は2万年前火山活動によって男体山が出来、川が堰き止められて湖が出来、1万年前再び大噴火して、その噴出物で湖が埋められ、そこに生えてきた植物が泥炭となり戦場ヶ原湿原が出来たのだそうです

広大(400ヘクタール)な草原の中、雄大な男体山を見ながら歩く幸せです

倒木の根が長い年月で土が落とされ、芸術品のようになっています

最盛期は過ぎましたがホザキシモツケが一面に咲き「ピンクの花園」と言うそうです。ホザキシモツケは低木です

今日はずっと湯川に沿って歩いていますが、湯川は湿原の水を排水する役割の川なのだそうです

支流になって「赤い川」があります。湿原の中の鉄分が沈殿したために出来る現象だそうです

湯川は芸術の川のようです。またカワマス、ヒメマス、ホンマスがが釣れるそうです

トモエソウ

素敵な橋は「赤沼橋」この橋を渡ると小田代ヶ原に行きます(我が家は行きません)

龍頭の滝方面に向かって歩きます。森の中の建物は昔茶屋だったのでしょうか?

しゃくなげ橋を渡り龍頭の滝に向かいます

今まで歩いて来た道は戦場ヶ原自然研究路、日光てくてく歩道でした

龍頭の滝の上部です

滝のように水が流れ落ちでいます

お人形さんと思うような可愛いお嬢さんが歩いていました

龍頭の滝への道です

上流の方が見ごたえがありました

龍頭の滝は長さ210m、高低差60mで、滝を正面から見た姿が竜の頭に見えるので命名したそうです

白波をたてて流れる水は凄まじいです

龍頭観音です。菩薩さまが祀ってありました

奥日光三大名瀑の一つ龍頭の滝を正面から見ています。紅葉の頃はとても綺麗で感激しましたが、今は普通の滝と言う感じです

1400mの高地に広がる湿原(高原)をのんびりと歩いて一日を楽しんだ良き日でした