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シャムシアダ殿ご乱心

わりとピンチ。

これが良い夢でたまるかよォ!!

2006-04-01 20:10:49 | Weblog
皆さんこんにちは、西部のイモには判らんことを、
懇切丁寧に教えてあげる東部の落ちこぼれこと怪傑です。
聖戦士技能は覚えません。

アマゾンで予約していた「Another Century's Episode 2」が届く。
昼間は色々用事があるので、睡眠時間を惜しげもなく削りつつ
中盤くらいまでプレイ。で、感想。
少なくとも前作で感じた「キャラゲーなのに演出面がヘタレなのは
如何なものか」と言う点はかなり解消されていると言って良いのでは。
ただね、もうね、どうしても一言言いたいことがあるので、この日記読まれる
大多数の方には判らないこととは思うけれど、あえて言う。
「聖戦士ダンバイン」からの登場キャラで、何で、何であのあばずれジェリル
まで使用できるというのにトッドが、トッド・ギネスが使用できねぇのよ!!
前作では存在自体がハブられて、今回ようやく登場したと思ったらただの敵て!
そもそもショウのライバルが変態仮面ことバーン・バニングスであるという
世間様の評価がわからない。やつめはあれじゃろ?Zガンダムでいうとこの
ジェリド的役回り。出てきてやられる。あと、たまに泣く。

確かにトッドは最終回前に死んだ。その意味では最終回に主人公であるショウと
一騎打ちを演じたバーンに一歩譲るやもしれん。
でもバーンの場合、その戦いの動機が完全な私怨のみに凝り固まってたようで、
どうもキャラ造形として薄っぺらく感じるのだ。速水奨の名演はさすがだけど、
キャラとしてもむしろ「エルガイム」のギャブレーのほうが演じてて楽しそう
だったし。
それに対してトッドのほうは、ショウに対する私怨以上に
「母親のために成り上がってみせる!でも現実の壁(主にショウ一味)に
ぶつかっていつもダメダメ」
というところが、何つうか、すこぶる人間くさいのだ。
絶対富野もこっちに重点を置いてたんじゃねぇかと思う。
「ダンバイン」第一話において、共に異世界に無理矢理召還された
ショウとトッドの会話で、

ショウ「これは夢かも、しんないし…」
トッド「(ショウを殴りつつ)これが夢かよぅ。え?ジャップ!」

と言うのがあるのだけど、これが見事に後々の伏線になってて、
トッドがハイパー化した末に敗れる、第45話の今わの際の有名な名台詞、

トッド「……良い夢を……見させてもらったぜ……」
ショウ「……これが……これが、良い夢でたまるかよ!」

に繋がるわけですよ。
このトッドの台詞は、まさに彼が地上世界では成し遂げられなかった
つかの間のアメリカンドリームに対するものであり、同時に
視聴者の「ダンバイン」という作品に対する想いであり、
そしてそれに対するショウの台詞は、互いに敵になりながらも
同時期に召還され、一時は共に戦った男に対する複雑な心情が
示された「ダンバイン」屈指の名シーンですよ。
アニメではそういう悲劇的な関係に終わった二人の男が、
ゲームでは轡を揃えて戦えるものと、信じてきたのにィ!

あと、トッドと言えば、やはりその声を担当した逢坂秀美氏の
演技も忘れられないとこ。上に挙げた名シーンも、氏の渾身の
演技あってこそですよ。
「スーパーロボット大戦F」では、既に声優を引退していた氏を、
興信所まで動員して探し出しトッドの声を演じてもらっているのだけど、
これがまた無茶苦茶かっこえぇ。このためだけに、未だにわたくしは「F」を
プレイしています。このように同じキャラゲーでも、スパロボはそこまでして
本人に演じてもらってるのに、何で今回は代役なんだよフロムソフトウェア!!
がーー!



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