公認会計士・監査審査会が、企業合併で増えている複数の監査法人による企業への「共同監査」に関し、是正を求める方針を固めたという記事。
共同監査はたしかに非効率な面はありますが、今まで共同監査だから粉飾を見逃したという事例は聞いたことがありません。なぜ、これが急に取り上げられたのか、背景がよくわかりません。最近の大きな企業統合といえば、三菱東京とUFJの統合がありますが、これについても共同監査は認めないということなのでしょうか。
共同監査の話とは別に、親会社と連結子会社で、監査人が違う場合をどうするかという問題があります。こちらの方は、国際監査基準で他の監査人の利用に関する新しい基準案が出ており、これによると、連結グループ内の会社を、異なる監査人(海外子会社の場合は提携関係のない事務所)が担当するのは非常に難しくなるようです。
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